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からの記事と詳細 ( 広島銀行ともみじ銀行、広島カープ預金開始 成績で金利変動 - 日本経済新聞 )
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スポーツ
日本経済新聞の編集者が選んだ押さえておきたい「ニュース5本」をお届けします。(週5回配信)
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2024年F1第1戦バーレーンGPのフリー走行2回目が行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)となっている。角田裕毅(RB)は15番手だった。
◆オープン戦 ドジャース9―6ホワイトソックス(27日、グレンデール・キャメルバックランチ)
ドジャースのD・ロバーツ監督(51)が27日(日本時間28日)、当面は1番からM・ベッツ内野手(31)、大谷翔平投手(29)、F・フリーマン内野手(34)の順でMVPトリオを並べる考えを明かした。
思わぬ形で新打線がハマった。5回2死二塁。打席の大谷の頭によぎったのは、ベンチでフリーマンに言われた言葉だった。「絶対に打ってくれよ」。フリーマンに予定されたのは3打席。大谷が凡退した場合は6回の守備にも就く必要があったため、冗談交じりに大谷にリクエストしていたのだった。一発を放って約束を果たした大谷はダイヤモンドを1周し、本塁付近で2人で笑い合った。
ロバーツ監督は3日(日本時間4日)にドジャー・スタジアムで行われたファンフェスタでは1番からベッツ、フリーマン、大谷の打順にすることを明かしていた。だが、キャンプイン後に各選手と議論し、大谷が2番に入ることが決まった。
指揮官は「翔平がフリーマンの前を打つと、フリーマンが翔平を守ることになる。そこに(大谷の)足の速さという能力が加わり、一塁からの得点の可能性や盗塁の脅威を高める」と大谷が簡単に勝負を避けられないようにし、走力も生かせることを理由とした。「しばらくこれでいくつもり。もしうまくいかなくても1、2週間では判断したくない」と言い切った。3月20日に韓国・ソウルで行われるパドレスとの開幕戦も、順調ならば2番デビューとなりそうだ。
大谷は「僕は別にどこでもいいという感じだった。やること自体は変わらず、ストライクだけをしっかり自分のスイングをするというシンプルなところが一番かなと思います」と説明。MLB公式サイトによると、1~3番にMVP受賞歴のある選手が並べば、1983年のフィリーズ(モーガン、ローズ、シュミット)以来41年ぶりという。歴史的破壊力を誇る打線の中心に大谷が座り、脅威となる。(安藤 宏太)
順位通算選手最終日合計
1-15蟬川 泰果-2265
2-14金谷 拓実-3266
2-14中島 啓太-1266
4-12宋 永漢-2268
5-10稲森 佑貴-5270
6-9谷原 秀人-1271
7-8石川 遼+3272
7-8小木曽 喬-2272
9-6今平 周吾-3274
10-5佐藤 大平-3275
順位通算選手最終日合計
1-10山下 美夢有-2278
2-7髙橋 彩華-2281
3-6森田 遥0282
4-5申 ジエ-3283
4-5古江 彩佳-3283
6-4鈴木 愛-1284
7-3穴井 詩0285
7-3川岸 史果-4285
7-3蛭田 みな美+2285
7-3ペ ソンウ-3285
順位通算選手最終日合計
1-19ジェイク ナップ0265
2-17サーミ ベリメキ-2267
3-14潘 政琮-6270
3-14シュテファン イェーガー-6270
3-14ジャスティン ローアー-3270
6-13パトリック ロジャース-4271
6-13ロバート マッキンタイア-2271
8-12エリック ファンローエン-1272
8-12チャン キム0272
8-12カーソン ヤング-5272
順位通算選手最終日合計
1-21パティ タバタナキット-5267
2-20アルバン バレンツエラ-9268
3-18キム セヨン-7270
3-18チェ ヘジン-6270
5-17ナッタクリッタ ウォンタウェーラプ-7271
5-17キム ヒョージュ-5271
7-16エミリー ペダーセン-4272
7-16リリア ヴ-7272
9-15ユ へラン-7273
9-15ジャラビー ブンチャン-5273
<サウジダービー>◇24日=キングアブドゥルアジーズ◇G3◇ダート1600メートル◇3歳◇出走12頭◇1着賞金90万ドル(約1億3500万円)
フォーエバーヤング(牡、矢作)がゴール寸前で差し切り、海外初戦を勝利で飾った。
同馬を所有するのが「ウマ娘」で知られる藤田晋オーナー。海外重賞初制覇の快挙となった同オーナーは、自身のX(旧ツイッター)で「サウジダービー、勝ちました! 応援ありがとうございます」と感謝の言葉をつづった。
日本相撲協会は23日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、宮城野親方(38=元横綱白鵬)に2階級降格と報酬減額の処分を下した。
後輩力士への日常的な暴力行為が判明した弟子の幕内北青鵬に対する監督責任を問われた。
協会は史上最多の45回の優勝など数々の記録を残した大横綱の師匠としての適性に、厳しい言葉を投げかけている。
「師匠の宮城野の懲戒処分については、降格(委員から年寄)と報酬減額(20%×3か月)の併科とすることを決議し、宮城野に処分を通知した。併せて、宮城野については、師匠としての素養、自覚が大きく欠如していることが理事会で確認されたため、その対処として、三月場所は、所属する伊勢ケ濱一門で宮城野部屋の師匠代行を任命し、師匠代行が宮城野部屋の監督を行うこと、4月以降は、伊勢ケ濱一門が宮城野部屋を預かり、師匠・親方としての指導・教育を行う(期間は未定)ことを、伊勢ケ濱一門と協会執行部とで検討、三月場所後の理事会で報告することを決定し、その旨、宮城野に通知した」(原文ママ)
同協会の処分は7段階に分かれ、降格は解雇、引退(退職)勧告に次いで3番目に重い。委員から、再雇用者の参与を除けば、最下位の年寄に転落した。
◆宮城野翔(みやぎの・しょう)本名は白鵬翔。1985年3月11日、モンゴル・ウランバートル生まれ、ムンフバト・ダバジャルガルと名付けられる。00年10月来日、01年春場所初土俵。04年初場所新十両。同年夏場所新入幕。大関昇進した06年夏場所で初優勝。07年名古屋場所で第69代横綱昇進。優勝45回など史上1位の記録が多数ある。19年9月に日本国籍取得し、21年秋場所後に現役引退。通算1187勝247敗253休。金星1個、技能賞2度、殊勲賞3度、敢闘賞1度。
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大相撲で史上最多の優勝45回を誇る実績は何の助けにもならなかった。弟子の幕内北青鵬(22)に悪質な暴力行為が発覚し、監督責任を問われることになった宮城野親方(38)=元横綱白鵬。2階級降格の処分が確定すれば、現役時代に一時代を築いた大横綱の立場は、日本相撲協会で最下位の平年寄にまで落ちる。将来的な「宮城野理事長」の実現は絶望的な状況になりそうだ。
日本相撲協会のコンプライアンス委員会(青沼隆之委員長=元名古屋高検検事長)は21日に東京・両国国技館で会合を開き、宮城野親方を現在の委員からの2階級降格と減俸の処分とする案をまとめた。弟子の北青鵬が日常的に後輩力士を殴るなどの暴力行為をしていたことが発覚。他の力士を殴ったり、火であぶったりしたとする行為が噂されている。
事態を重く見た相撲協会側は初場所中から関係者を事情聴取し、実態を把握。23日の臨時理事会で、宮城野親方の処分案とともに北青鵬に対する引退勧告案について協議する。北青鵬は引退を受け入れる方向だ。
北青鵬は1月の初場所で右ひざの負傷を理由に6日目から途中休場。宮城野親方は手術を受けさせる方向性を示していたが、同時期に暴力疑惑が浮上し、週刊誌にも報じられた。コンプライアンス委員会に出席した宮城野親方は弟子の暴力を把握していなかったと弁明したが、実情を知る関係者によると「親方は素行の悪い北青鵬の指導に困っていた」という。
宮城野親方はモンゴル出身。史上最多の幕内優勝45回を誇り、数々の大記録を樹立した。令和3年9月に引退し、4年7月に部屋を継承。NHK解説ではきめ細かな技術論を披露し、理論派としても知られている一方で、将来的に角界のトップである理事長の座を目指していると噂されていた。
一時期は1月の理事選に出馬する意欲をみなぎらせているという情報も流れたが、結局は不出馬。浅香山親方(51)=元大関魁皇=を理事に推す伊勢ケ浜一門の方針に従った。
相撲協会の理事は定員10人。角界の5つの一門(出羽海、二所ノ関、時津風、高砂、伊勢ケ浜)がそれぞれ理事を擁立し、2年に1度の理事選は一門による事前の調整で無投票に終わるのが慣例だ。しかし、宮城野親方は「白鵬の乱」を起こすのでは…とみる向きもあった。背景には横綱として土俵に長く君臨したのと同様に、いずれ理事長として角界に君臨する野望がある-と周囲が感じ取っていたからだ。理事候補は春場所(3月10日初日)後の評議員会で正式に新理事に就任し、理事長を互選。八角理事長(60)=元横綱北勝海=の続投が濃厚の情勢だ。
宮城野親方はじっくりと将来の夢に向かって足固めするつもりだったのだろうが、今回の厳罰が正式決定すれば理事長どころか理事の座も大きく遠のく。弟子の不祥事とはいえ、異例の2階級降格処分が〝内定〟した背景には、横綱時代に自身の取組に「物言い」を求めたり、優勝インタビューの後に万歳三唱を行ったり、張り手やかち上げなど横綱らしからぬ立ち振る舞いが度々、問題視されたこととの因果関係を指摘する関係者は多い。
23日の臨時理事会では、今後の宮城野部屋の運営方法についても話し合われる見込み。宮城野親方はコンプライアンス委員会終了後、無言を貫いた。栄光の裏にある影の部分が相撲人生に微妙に影響を及ぼし始めた-といえないだろうか。
◇
植村徹也(うえむら・てつや) サンケイスポーツ運動部記者として阪神を中心に取材。運動部長、編集局長、サンスポ代表補佐兼特別記者、産経新聞特別記者を経て特別客員記者。岡田彰布氏の15年ぶり阪神監督復帰をはじめ、阪神・野村克也監督招聘(しょうへい)、星野仙一監督招聘を連続スクープ。
大相撲の幕内北青鵬(22=宮城野)が日本相撲協会に引退届を提出したことが22日、分かった。
日常的に部屋の後輩力士へ暴力を振るっていたことなどが判明し、21日に行われた協会のコンプライアンス委員会で引退勧告の処分案が出されていた。同委では師匠の宮城野親方(38=元横綱白鵬)への2階級降格と減俸の処分案もまとめられており、今日23日に開かれる臨時理事会で、師弟2人の処分について協議される。
北青鵬は、協会関係者によると暴力行為だけではなく、部屋内での金銭トラブルも指摘されていた。部屋頭でありながら自覚を欠いた行動が相次ぎ、前日出席したコンプラ委後には取り沙汰されている一連の行為について「素直に反省しています」と話していた。
臨時理事会では、弟子を預かる宮城野親方の監督責任も問われる。同親方は、2階級降格が決まると委員から最下位の年寄に落ちる(再雇用者の参与を除く)。相撲協会の処分は7段階に分かれ、降格は解雇、引退(退職)勧告に次いで3番目に重い。同理事会では、今後の部屋の運営などについても話し合われるとみられる。この日は、朝から都内の部屋に多くの報道陣が集まったが、宮城野親方、北青鵬ともに姿を見せなかった。
三笘へのタックルで退場となったホルゲート [写真]=Getty Images
三笘薫へのタックルで一発退場となったシェフィールド・ユナイテッドに所属するイングランド人DFメイソン・ホルゲートが人種差別被害を受けているようだ。20日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
プレミアリーグ第25節が18日に行われ、シェフィールド・ユナイテッドはブライトンと対戦し、0-5で大敗。13分にホルゲートが三笘に激しいタックルを仕掛けると、勢い余って足裏が三笘のひざあたりに直撃してしまい、一発退場となったことが試合展開に大きな影響を与えていた。
試合後、シェフィールド・ユナイテッドのクリス・ワイルダー監督はホルゲートがチームに謝罪したことを明かしていたが、悪質性の高いタックルと判断されたことから大きな波紋を呼んでいた。
そんなホルゲートは世界中から大きな批判を浴びせられている模様で、自身の公式インスタグラムを更新し、実際の投稿を多数添付した動画とともに、人種差別被害を受けていることを明らかにした。
「週末や今週も個人的にチームメイト、クラブ、ファンを失望させてしまったことについてはお詫びすることしかできない。しかし、この48時間は耐え難いものだった…。僕のソーシャルメディア全体で絶え間なく続いている人種差別的な虐待…。ここでメッセージの一部を紹介する! スポーツ、社会として僕たちはもっと取り組む必要があり、人種差別に影響を与える必要がある!」
さらに、この事態にシェフィールド・ユナイテッドも「シェフィールド・ユナイテッドは日曜日のプレミアリーグでのブライトン戦後にメイソン・ホルゲートが受けた人種差別的虐待を可能な限り最も強い言葉で非難する。私たちはメイソンをサポートしており、ソーシャルメディアでこのことを明るみに出した彼を称賛している。クラブは関係機関と協力して調査する。私たちの試合に人種差別が入る余地などない」と声明を発表している。
また、シェフィールド・ユナイテッドにレンタル移籍中のホルゲートの保有元であるエヴァートンも以下のように声明を発表している。
「エヴァートンはメイソン・ホルゲートが受けた人種差別的かつ差別的な虐待を強く非難する。そのような虐待は卑劣であり、容認されないし、容認されるべきでもない。クラブは全面的にメイソンをサポートし、声を上げた彼の行動を称賛している。私たち全員がそのような行為をソーシャルメディアのプラットフォームや当局に報告して、ゼロ寛容の姿勢をとらなければならない。オンラインでも、私たちのスタジアム、コミュニティでも、人種差別の居場所などはない」
北青鵬は、先月の初場所で右ひざのけがを理由に6日目から休場していて、関係者によりますと、複数の弟弟子に暴力行為を行っていたなどとして協会のコンプライアンス委員会の調査を受けていました。
そして、21日は委員会の聞き取りを受けたあと、報道陣の取材に対して「素直に反省しています」と話しました。
協会は、23日に開く臨時理事会で北青鵬の処分とともに監督責任を負う師匠の宮城野親方の処分についても協議を行うということです。
北青鵬は、モンゴル生まれで札幌市出身の22歳。
身長2メートル4センチ、体重182キロの体格を生かした四つ相撲を持ち味に去年の春場所で新入幕を果たしました。
また、宮城野親方は、史上最多の優勝45回を誇るなど数々の記録を残して3年前に引退し、おととしの7月に宮城野部屋を継承して師匠として指導にあたっていました。
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は21日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行った。横浜F・マリノスとバンコク・ユナイテッド(タイ)の対戦は、延長戦の末、横浜FMが1-0で勝利。延長後半終了間際にFWアンデルソン・ロペスがPKを沈め、2試合合計3-2でベスト8進出を決めた。
ハリー・キューウェル新監督の初陣となった14日の第1戦は2-2のドロー。横浜FMは2点先取もバンコク・Uに2点を追い付かれた。第1戦で退場したDF松原健に代わって起用された新加入DF渡邊泰基のみが、第1戦からの変更メンバーとなる。4-1-2-3の布陣で、GKはポープ・ウィリアム、4バックは左から渡邊、DFエドゥアルド、DF加藤蓮。アンカーはMF喜田拓也、インサイドハーフはMF渡辺皓太とMFナム・テヒ。前線3人は左からFWエウベル、A・ロペス、FWヤン・マテウスが並んだ。[両スタメン&布陣]
前半は時間が経つにつれて横浜FMがボールを保持する。エウベルや渡辺が敵陣付近からシュートを放つも枠を捉えない。バンコク・Uのカウンターは冷静に防ぎつつ、10本近くのシュートを放ったが、前半45分間で枠内シュートゼロ。スコアレスで前半を折り返した。
後半開始から横浜FMが攻勢を強める。敵陣のポケットまで入り込むことができるが、それでもゴール枠内は遠い。後半15分に2枚替え。エウベルとテヒが下がり、FW宮市亮とMF天野純が投入された。直後には右サイドから天野が決定機を作り、PA中央の宮市が合わせるも、相手のブロックに遭った。
宮市と天野の出場で横浜FMがさらにチャンスメイク。後半23分、右サイドからヤンがクロスを上げ、ゴール前の天野がワンタッチで合わせるが、これもまた枠外に逸れる。同26分には宮市が左サイドからドリブル突破。途中でファウルを受けたが、その積極性でスタジアムを沸かせた。
後半34分には横浜FMが絶好機を作る。渡邊が左サイドから内側にパスを出し、ボールを収めたA・ロペスが敵陣PA左でカットインから右足シュートを放つ。GKパティワット・カマイに左手でかろうじてセーブされ、ボールはゴール右ポストを直撃。目の前の天野に当たるも、ゴール右外に外れていった。
横浜FMは後半37分、渡邊に代えて昨シーズン終盤に右ハムストリング肉離れで長期離脱していたDF永戸勝也が出場。その1分後には左サイドから永戸が鋭い縦パスを出す。宮市が左足でクロスを上げ、PA中央で天野がダイレクトシュート。だが、これもゴール右外に逸れていく。
後半43分、横浜FMは再び2枚替え。加藤と渡辺を下げ、FW村上悠緋とMF山根陸が入る。右SBに村上が入り、山根は喜田と2ボランチを組んだ。後半アディショナルタイム8分が過ぎても決着つかず、試合は延長戦に突入した。
延長前半15分も横浜FMが攻撃を仕掛け続け、バンコク・Uが固く守備を敷くも、0-0のまま後半に突入。延長後半15分、村上の右サイドからのクロスがMFウィサルット・イムラハンドの手に当たる。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックの末、ハンドの位置がPA内と認められて横浜FKがPKを獲得する。
キッカーはA・ロペス。エースが冷静にゴール右隅に決め切り、待望の先制ゴールを挙げた。試合はそのまま終了し、横浜FMが1-0で勝利。過去2度もベスト16の壁を破れなかったが、クラブ史上初のベスト8進出を果たした。
(取材・文 石川祐介)
麟太郎が勝海舟のように海を越える-。米スタンフォード大に進学が決まった高校歴代最多の通算140本塁打を誇る花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が20日、花巻市内の同校で取材に応じた。超名門の同大に決めた理由、今後の野球人生の展望について語った。1月の渡米直前には幕末に活躍し、名前の由来にもなった勝海舟のお墓参りに足を運び、勇気をもらった。最高最強の文武両道を異国で極めるために。新たな人生を、力強く切り開く。
◇ ◇ ◇
その表情は、すがすがしかった。約50人の報道陣の前に立った佐々木麟は凜(りん)とした表情で「最後に1つの大学を決めさせていただいて安堵(あんど)と喜びの気持ちです」と、第一声に思いを込めた。進むべき道を決め、言葉には希望があふれた。超名門校のスタンフォード大学を選んだ理由について「最後は素晴らしいコンディショニングとサポートが決め手になった」と胸を張った。
自分の人生観「一瞬の喜びではなく、一生の喜びで」を貫いた。「いろいろな文化、言語、思考を持つ方々との交流で、高い知識、知恵、思考を構築したい。野球も勉強もできる人間になることは佐々木麟太郎の人生で大きなテーマです」。選んだ道は険しくとも、努力する覚悟はできている。
崇拝する勝海舟から勇気をもらった。「麟太郎」は父佐々木洋監督(48)が尊敬する、幕末に幕臣として活躍した勝海舟の幼名。咸臨丸で太平洋を横断し渡米。近代日本への道を切り開いた。佐々木麟は、1月10日、渡米直前に東京・大田区にある「勝海舟記念館」とお墓を訪れ、手を合わせた。「考え方、思考がその時代の人たちの先を行っていた。あらためてすごいなぁと思いました」。翌日からの渡米は、大学を決める旅。「人生を決断するモチベーションになりました」。偉人に自身の人生を重ね合わせ、前例のないことに挑戦する勇気に変えた。
勝海舟は18歳の時に見た世界地図が、世界を見に行くきっかけになったといわれる。くしくも、麟太郎も同じ18歳で海を渡り、世界に踏み出す。佐々木監督は「まさか、息子が同じように海を渡るとは。野球だけでなく、日本に貢献できるような人間になって欲しい」と大きな期待を寄せた。
現在は言語の習得が最優先と勉強中。ビザの関係もあるが4月から渡米し単位を取得できるシステムを利用し、9月の入学に備える。「2年後以降、MLBまたはNPBの指名をいただければうれしいと思っています」。米国では最短で21歳となる26年夏にドラフト対象となる中で、プロ志望も明言。大海原を越え、麟太郎の旅が今、始まる。【保坂淑子】
○…佐々木麟が巨人軍終身名誉監督を務める長嶋茂雄氏の栄光の背番号3を選択した。大学側からは3番に加え、大谷も背負う17番、長距離砲の代名詞となる25番が提示されたという。「17番は投手コーチがすでにつけていた。25番は小さいころから目標に掲げたバリー・ボンズがつけていた番号。思い入れがあったが『3』にこだわって決めた。理由は長嶋茂雄さんが頭の中で浮かんだから」。20日に88歳の米寿を迎えたミスターのように、記憶に残る選手を目指す。
◆勝海舟 1823年(文政6)、江戸に生まれる。幕末から明治初期の激動の時代を生きた幕臣、政治家で、幼名・通称は麟太郎。1860年(万延元)に咸臨丸の艦長として米国に渡る。帰国後は神戸に海軍操練所を開き、坂本龍馬らを育成。戊辰戦争では西郷隆盛と会談し、江戸城無血開城を実現した。明治維新後も新政府の要職を歴任。1899年(明32)に死去。
◆スタンフォード大 米カリフォルニア州にある世界屈指の名門大学。米国では「東のハーバード、西のスタンフォード」と称され、タイガー・ウッズ、鳩山由紀夫氏、アグネス・チャンらを輩出。野球部は1892年にリーグ戦初参加。愛称はカージナル。全米体育協会(NCAA)1部、PAC12(太平洋岸)所属。大学ワールドシリーズ2度(87、88年)優勝。主なOBに通算270勝で殿堂入りのマイク・ムシーナ、93年サイ・ヤング賞のジャック・マクダウェルら。
佐々木麟の一問一答
--入学に際して大変だったことは
「時間をかけて英文でエッセーを書いたり、たくさんの資料も提出。最終的に判断をもらったので大変だった。率直に今、喜びはあります」
--卒業が大変と言われている
「勉強も含め、本当にレベルの高い大学。覚悟の上で入った。4年間にこだわりはない。最終的には卒業ができればと思っている。もしドラフトに指名されても、オフシーズンに単位を取れると聞いている。努力して、卒業したいという思いです」
--どんなことを学びたい 「野球人生が終わった後、スポーツを抜きにしてもビジネスにも興味がある。まだ何がやりたいという明確なものはないけど、これから学んで何をしたいかを探していきたい」
◆卓球 世界選手権団体戦第4日(19日、韓国・釜山)
女子の1次リーグ第4戦が行われ、4大会連続銀メダルで世界チームランク2位の日本は、14位のブラジルを3―0で下し、4戦全勝の首位で決勝トーナメント(T)進出を決めた。21日の決勝T2回戦に勝てば、パリ五輪の団体の出場枠を獲得する。
ブラジルは世界ランク22位のブルーナ・タカハシと、ジュリア・タカハシの姉妹らを擁し、同組で日本に次ぐチームランクに位置する。日本は早田ひな(日本生命)、張本美和、平野美宇(ともに木下グループ)と、第1戦以来となるパリ五輪代表3人を並べたオーダーで臨んだ。
第1試合で早田がジュリア・タカハシに3―0で快勝すると、張本美は相手エースのブルーナ・タカハシと接戦となったが、ストレート勝ち。平野は3―0でアレシャンドレに快勝。1次リーグは4試合全て3―0で制して首位で突破し、パリ五輪出場枠獲得に王手をかけた。
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【欧州・海外サッカー ニュース】レアル・ソシエダがマジョルカ戦で劇的逆転勝利を果たした。
18日のラ・リーガ第25節、レアル・ソシエダは敵地ソン・モッシュでのマジョルカ戦に2-1で勝利した。MF久保建英は古巣との一戦で先発フル出場を果たし、今季7得点目を決めている。
公式戦ここ5試合2敗3分けですべて無得点……ラ・リーガでは欧州カップ出場圏外の7位に位置するなど、調子をと落としているソシエダ。チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグのパリ・サンジェルマン戦を0-1で落とした直後の試合相手は、スペイン国王杯準決勝でも対戦中のマジョルカだ(国王杯ファーストレグはスコアレスドロー)。
スコアはキックオフ早々に動く。3分、マジョルカのCKの場面、ラリンのポストプレーから、ペナルティーエリア浅い位置のアントニオ・サンチェスが左足のシュートでゴールを決めた。
いきなりビハインドを負ったソシエダは、ここからいつものポゼッションフットボールを展開して、同点を狙う。久保はというと相変わらずの徹底マークに遭っていたが、それでもボールを持てば、いつも以上にキレのあるプレーを披露。右サイド深い位置からボールを折り返してスビメンディのシュートをお膳立てしたり(GKライコビッチがセーブ)、ピッチ中央から鋭いドリブルでペナルティーエリア手前までボールを運んだりと、幾度も存在感を発揮していた。
そして38分、チームの攻撃を先導していた久保が、自ら同点ゴールを記録した。
ハーフウェーライン付近からのボール奪取からソシエダが速攻を仕掛けると、スベルディアのパスが右サイドの久保にボールが通る。前を向いてボールを受けた日本代表MFは、ペナルティーエリア内右に入るや否や、コンパクトな振りで左足を一閃。抑えが効いた、まるで地を這うようなボールがGKライコビッチを破って、枠内に突き刺さっている。
久保は今季7得点目(すべてラ・リーガ)。自身が出場した試合では、今季ラ・リーガ5試合ぶり、公式戦7試合ぶりのゴールとなった。ただし同選手は
ゴールの直後、両手を上げてマジョルカのサポーターに謝罪。古巣相手にゴールを祝うことはしなかった。前半終了間際には、マジョルカのライージョが抗議か暴言によって立て続けにイエローカードを受けて退場に。数的優位に立ったソシエダは後半、一方的にマジョルカ陣地でゲームを進めるものの、アギーレ監督率いるチームの堅守を破ることができない。久保は右サイドでドリブル、クロスと何度も違いを生み出していったが、それでもゴールにはつながらなかった。
ソシエダのイマノル監督は64分に主力のバレネチェアなどを投入して攻勢を強める。それでもなかなかゴールを決められなかったが、ドラマは93分に生まれた。左サイドのパチェコがクロスを送ると、ミケル・メリーノがヘディングシュートでネットを揺らした。逆転したソシエダはそのまま試合終了のホイッスルを迎え、劇的に公式戦6試合ぶりの勝利をつかんでいる。
ラ・リーガで3試合ぶり勝利のソシエダは、勝ち点を40として暫定でヨーロッパリーグ出場圏の6位に浮上。また同点ゴールを決めて、逆転勝利の呼び水となった久保は、ファン投票によって選出されるこの試合のMVPに選ばれた。
なお、この時のプレーでウパメカノは2枚目のイエローカードを受け、4日前に行なわれたチャンピオンズリーグのラツィオ戦(0-1)から2戦連続で退場となった。
その後、87分に24ゴールで得点ランク首位のケインに1点を返されるも、それ以上の得点は許さず。浅野が躍動したボーフムが、3-2の逆転勝利を収めた。
一方で、ブンデスリーガ11連覇中の絶対王者は、痛恨の公式戦3連敗。いまだ無敗で首位を快走するレバークーゼンとの勝点差は8に広がった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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【欧州・海外サッカー ニュース】リヴァプールの遠藤航が安定したパフォーマンスを披露した。
リヴァプールのMF遠藤航がフル出場で現地メディアからは高評価を得ている。
リヴァプールは17日、プレミアリーグ第25節でブレントフォードと対戦。遠藤はアンカーで出場。モハメド・サラーやコーディ・ガクポらのゴールで4-1とリヴァプールが完勝を収めている。
アンカーとして安定したプレーを見せ、フル出場で勝利に貢献した遠藤は『GOAL』グローバル版では「7」の採点と高評価に。寸評では「リヴァプールの中盤の要。とんでもないワークレートを見せ、常に闘っていた。しかし、不必要なイエローをもらってからは、その攻撃性を抑えた」と記された。
また、地元メディア『リヴァプール・エコー』ではサラーらとともに最高評価の「8」となり、「前半はセットプレーの攻撃でハンドを犯してしまったが、セカンドボールを拾い、リヴァプールが支配的になるにつれ、影響力を増していった。2点目の鍵となるボールを獲得」と評価されている。
さらに、『90min』でも「7」という評価を受け、「あらゆる手段でプレーを混乱させた。リヴァプールが浮き足立つためには、彼のエネルギーが必要だった」と記されている。
◆卓球 世界選手権団体戦第1日(16日、韓国・釜山)
【釜山(韓国)16日=宮下京香】開幕し、4大会連続銀メダルで世界チームランク2位の日本女子は、1次リーグ初戦で同19位のルクセンブルクを3―0で下した。エース・早田ひな(日本生命)が1番手で流れをつくり、2番手に15歳で初出場の張本美和、3番手に平野美宇(ともに木下グループ)がいずれもストレート勝ち。パリ五輪代表3人が躍動し、1971年大会以来、53年ぶり金メダル獲得へ好発進した。
1番手の早田、2番手の張本美は60歳のニー・シャーリエンに快勝。バトンを受けた3番手・平野も世界ランク246位のテシー・ゴンデリンガーに対し、隙のない戦いを見せた。第1ゲームはわずか5分足らずで11―2で先取。持ち前の早い展開での攻撃で相手を翻弄し、第2ゲーム以降も寄せつけず、一蹴した。「(出番前に)練習しながらスコアを見て、美和ちゃんが完璧な勝ち方をしていると思った。初戦だったけど、向かっていくことができました」とうなずいた。
日本戦の前に行われた世界ランク1位の中国とインドの試合で、5連覇中の中国がまさかの大苦戦し、3―2で辛勝。また、日本男子は相手のナイジェリアが棄権し、不戦勝となった。世界選手権は個人戦と合わせて7度目の出場。経験豊富な23歳は「ハプニングというか、いろんなことがあるのが世界卓球。改めて準備をしないといけないと思った」と冷静に見ていた。
2年間にわたるパリ五輪選考レースが終了し、決意新たに臨む大舞台。1次リーグを突破し、決勝トーナメントで準々決勝に進めば、五輪の団体戦とシングルス2枠の出場枠を獲得する。「日本チームとしてパリに向けてや、この大会ではどうしていくかが大事。チーム力を高めていきたい」と決意。53年ぶり金メダル獲得へ、平野が主軸としてけん引する。
4年ぶりの予選通過を決め、拍手と歓声を浴びた51歳の葛西は「めちゃくちゃうれしい。50歳になってからの出場なので喜びもひとしお」と満面の笑みを浮かべた。
昨季まで同じ所属先で教え子だった日本のエース、小林陵侑も「この年齢でW杯はすごい。考えられない」と“レジェンド”の偉業を祝福した。
ただ、葛西は着地直後は苦笑を浮かべた。公式練習は125メートルで23位だったが、予選は106メートルにとどまった。
本戦に出れば数々の記録更新となるだけに「プレッシャーがあった。緊張した」と、踏み切るタイミングが遅れた。スキー板は想定より下がった位置になり、苦しい姿勢だったが、さすがの修正力で空中で持ち直し、通過ラインの50位に近い45位と粘った。
ヴァンフォーレは1次リーグを勝ち上がってJ2のチームとして初めて、ACLの決勝トーナメントに進み、15日行われた1回戦の第1戦で韓国リーグ2連覇中のウルサンとアウェーで対戦しました。
前半、相手にボールを保持されて守る展開が続いたヴァンフォーレは、先制を許し、さらに終盤にもペナルティーキックを決められ、0対2とリードされて折り返しました。
攻めても少ないチャンスを生かせず、後半にも追加点を奪われ、0対3で敗れました。
16チームによる決勝トーナメントはホームアンドアウェー方式で2試合を戦って勝者を決めます。
ヴァンフォーレとウルサンの第2戦は今月21日、東京の国立競技場で行われます。
韓国は先日のアジアカップ準決勝でヨルダンに敗れ、ベスト4で敗退。その前夜にチーム内で口論があり、エースでキャプテンのFWソン・フンミンが指を脱臼していたことがイギリス『ザ・サン』などで報じられた。
イ・ガンインは報道があった翌日の14日、インスタグラムのストーリーズで以下のような謝罪文を掲載している。
「先日のアジアカップ準決勝を前に、ソン・フンミン先輩と口論をしたというニュースが報じられました。 いつも僕たち代表チームを応援してくださるサッカーファンの皆さんに、大きな失望を与えてしまいました。本当に申し訳ありません」
「私が先頭に立って先輩の言葉にしっかりと従うべきだったのに、サッカーファンの皆さんに良くない姿をお見せして、ただただ申し訳ないです」
「私に失望された多くの方々にお詫び申し上げます。サッカーファンの皆さんが私に寄せてくださる関心と期待をよく知っています。今後は先輩たちを助け、より良い選手、より良い人間になれるように努力します」
報道によると、準決勝の前日にイ・ガンインら若手選手たちが卓球をするために夕食を早く済ませて席を立ち、主将のソン・フンミンが注意したことで口論に発展。選手たちが入り乱れ、その過程でソン・フンミンが指を脱臼したとみられる。
井端弘和監督(48)率いる侍ジャパンが臨む「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 欧州代表戦(3月6、7日=京セラドーム大阪)」の選手28人が14日、発表された。
◇ ◇ ◇
欧州代表に、昨年3月のWBCで日本と対戦したチェコ代表から4選手が選ばれた。ほとんどが野球以外の職業に就いており当時話題を呼んだ。今回も投手のシュナイダーの本職は消防士。捕手のチェルベンカは、チェコ生まれでは史上最高とされ21年にメッツ3Aまで昇格。職業は営業マンを務める。ムジークは球場のグラウンドキーパー兼コーチ。佐々木朗から死球を受けロッテのお菓子で「差し入れ謝罪」された外野手のエスカラは選ばれなかった。
総合トップタイムをマークしたのは、宮田莉朋のロダン・モータースポーツのチームメイトであるゼイン・マロニー。サヒールのプレシーズンテスト最終日もペースを上げ続け、午後のセッション終盤に1分42秒468を記録してタイムシートのトップに立った。
午前のセッションでは、アイザック・ハジャーがチームメイトのジョゼップ・マリア・マルティを抑えてカンポス・レーシングがワン・ツーを飾った。午前
ハジャルは開始30分で1分45秒331を記録し、すぐにトップに立った。カンポス・レーシングは、チームメイトのマルティがベストタイムを0.2秒更新して2番手につけ、1-2フィニッシュを飾った。
ロングランとレーススティントが最初のセッションの焦点となったため、大半のドライバーにとって大きな改善はほとんどなかった。アンドレア・キミ・アントネッリはプレマ・レーシングの4号車に乗り込み、最後の1時間で4番手に浮上し、トライデントのロマン・スタニェクのすぐ後ろにつけた。
インヴィクタ・レーシングのガブリエル・ボルトレトが最初のセグメント残り20分強で7番手に浮上すると、チームメイトのクシュ・マイニもそれに続き、ハジャーから0.9秒差の3番手タイムを記録した。
チェッカーフラッグが振られた時点で、PHM AIXレーシングのジョシュア・デュルクセンがこのセッションで最も忙しく、51ラップを記録した。
残り1時間半を切ったところで、ハジャーが1分44秒430を記録してトップ5に返り咲いた。各チームが最終セッションを最大限に生かすことに集中するなか、トップから1秒以内にいる唯一のドライバーとなった。
最後の1時間を前に、フランス人ドライバーは1分42秒712を記録してトップに返り咲き、カンポスの1-2フィニッシュをリードし、2番手で0.175秒遅れていたマルティを上回った。
残り60分となったところでリチャード・フェルシュホーが1分43秒201を記録して3番手に浮上したが、タイミングスクリーンが点灯したのは最後の10分になってからだった。
宮田莉朋、ジャック・クロフォード、ゼイン・マロニーが順番にトップに立ち、後者が1分42秒468でトップに立った。バジャーは最終日の3日目にトップとなり、テスト全体で3日間で2回トップタイムを記録した。
2024年のFIAフォーミュラ2選手権 第1戦は2月29日~3月2日にサヒールのバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。
スクーデリア・フェラーリは、2月13日、2024年型マシン『SF-24』を発表した。チーム関係者および少数のゲストの目の前でニューマシンは披露され、一般にはオンラインで動画と画像が公開された。
フィオラノでのプレゼンテーションには、フェラーリ会長ジョン・エルカーン、CEOベネデット・ビーニャ、副会長ピエロ・フェラーリ、チーム代表フレデリック・バスール、レースドライバーのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツが立ち会った。プレゼンテーションの後、フェラーリは、PR目的として規則で認められたフィルミングデーを活用し、『SF-24』のシェイクダウンを行う。
男子ゴルフの世界ランクが11日に更新され、同日閉幕した欧州ツアー、カタールマスターズで初優勝した星野陸也(興和)が日本勢2番手のランク75位に浮上した。前週は同4番手の107位だった。6月中旬に決定するパリ五輪代表争いで、上位2人の選出圏内入りとなった。
フェニックス・オープンで22位の松山英樹(LEXUS)は前週から1つ下げて55位。日本勢3番手は久常涼(SBSホールディングス)が77位、4番手に中島啓太(フリー)が97位で続いた。
◆男子ゴルフのパリ五輪への道 6月17日時点の世界ランクを基準に算定する五輪ポイント上位60人が出場権を得る。〈1〉同ランク15位以内は各国・地域で最大4人。〈2〉16位以下は〈1〉の有資格者を含めて最大2人が出られる。大会は8月1日から4日間、フランス・ル・ゴルフナショナルで、72ホールストロークプレーの個人戦で争われる。16年リオ五輪は池田勇太が21位、片山晋呉は54位。21年東京五輪は松山英樹が4位、星野陸也は38位。
サッカー界最強の男を防いでみせた。ヴィッセル神戸に今シーズンから加入したGK新井章太(←千葉)は後半から出場。インテル・マイアミFWリオネル・メッシのシュートからゴールを守った。「試合にパッと出て、やっぱり普段の練習がすべて出る。きょう改めて思ったので、普段の練習を大事にしていきたい」と手応えを語った。
ベンチスタートだったメッシは後半15分から途中出場。最後方から対戦相手を見ていた新井は、空気が変わった瞬間を明かす。
「どこに預ければいいということがハッキリしていた。全部メッシ選手に出し入れしていて、 すべて攻撃がそこから始まるって感じ。リズムも雰囲気も変わって、相手がすごいやりやすくなっていた。一言で言ってすごかった」
後半34分、メッシが神戸のゴールに襲いかかる。PA左に入り込むと、得意の左足シュートを放った。だが、そこに立ちはだかったのは新井。「釣り出されないというか、しっかりゴールを守る観点から、いままでの経験のなかでやってきたポジショニングで勝負した」。シュートコースを冷静に封じ、数多のビッグクラブを打ち抜いたシュートをはじきとばした。
メッシの姿が巨大スクリーンに映るたびに、スタンドからは大きな声援が飛んだ。新井がメッシのシュートを防いだことで、その歓声は大きなため息となった。「そうでしょうね(笑)。(ゴールが)見たいのは当たり前ですけど、こっちも仕事なんで。止めさせてもらいました」。スーパープレーにもあくまで冷静。ベテラン守護神は不敵な笑みを浮かべていた。
0-0で迎えたPK戦では5人目と6人目のキッカーをセーブ。相手3人のPKを止め、勝利に貢献した。「勝つことがやっぱ大事。これで負けるのと勝つのでは、来週以降につながるところで全然違う。勝ててよかった」と喜びを口にする。
今シーズンから決意の神戸加入だ。「這い上がってきた経験ばかり。そういうところが今日も出た。まだまだ這い上がっていきたい」とさらなる躍進を誓った。
(取材・文 石川祐介)
大相撲の元大関朝潮で、昨年11月2日に亡くなった先代高砂親方(本名・長岡末弘さん、享年67)をしのぶ「お別れの会」が5日、東京都内のホテルで開かれ、日本相撲協会・八角理事長(元横綱北勝海、60)、弟子の元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(43)、高砂部屋の兄弟子で元関脇高見山の渡辺大五郎さん(79)ら350人が列席した。ダグワドルジ氏は先代師匠との〝空白期間〟を、痛恨の表情で振り返った。
過ぎた時間は戻ってはこない。昨年11月、小腸がんで死去した先代高砂親方との最期のお別れ。ダグワドルジ氏は旧正月を迎える母国モンゴルへ帰国する航空機の時間が迫るなか、姿をみせた。
「最後なので来た。お別れですね。弟子として。好きか、嫌いかは別として人間として見送るのは当然のことだから」
暴行事件など度重なる自身の不祥事で平成22年2月に引退を余儀なくされた元朝青龍に対し、先代師匠は自身の定年会見で「自業自得」と断じた。部屋関係者によると、感情的な行き違いなどもあって同年10月の元朝青龍の引退相撲から10年以上も師弟の接触は断たれていたという。
「いいこともあれば、よくないこともある。それで人間は成長していくんじゃないかと思う」。元横綱なりの自負もある。先代師匠はよく、本場所千秋楽の部屋のパーティーで「自分の地位を超える弟子がほしい」と話していた。だから「師匠の夢をかなえてあげた。もう一回、会いたかった。握手をして終わりたかった。最後は話したかった」と無念さをにじませた。
だが、「師弟は三世(さんぜ)」という。前世、現世、来世の3世につながる深い因縁。師匠との空白の時間は、弟子をより思慮深くさせた。
◆兄弟子で元関脇高見山の渡辺大五郎さん 「早過ぎるよ。よく胸を出して、稽古をつけた。ぶつかり稽古では当たりが強くて嫌だった。明るくて、口もうまかったね」
◆同じ高砂一門で、弔辞を述べた八角理事長。最後は涙ながらに声を詰まらせ 「大相撲に懸けた人生、本当にお疲れさまでした。天国から優しい笑顔で見守ってください」
性加害疑惑報道を受け、アジアカップ(アジア杯)の日本代表から離脱したMF伊東純也(30=スタッド・ランス)の代理人を務める加藤博太郎弁護士が3日、取材に応じ、女性2人からの虚偽告訴により名誉を傷つけられたとして、損害賠償請求の民事訴訟を起こすことを明らかにした。
請求額は億単位になる見込みで、近日中に手続きに踏み切る予定という。
伊東は昨年6月の親善試合ペルー戦後、大阪市内のホテルで女性の同意を得ないまま性行為に及んだとして先月、女性2人から刑事告訴された。これに対し、伊東側は性加害はなかったとして虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出。受理された。また、女性側の弁護士は昨年末に交代した。
加藤弁護士は、女性の供述が事実と異なることを示す直接的な証拠を持っていることも明らかにし「客観的証拠が複数ある。自信を持って虚偽告訴だと言える」と強調した。中東にいる伊東ともやりとりしているが、心身ともに憔悴(しょうすい)し切っていると説明。サッカーに集中できる状況ではなかったとして「アジア杯の妨害を目的とした、でっちあげ。重大な影響を及ぼして伊東選手を無効化させた。これを行った女性に対する責任は必ず追及します」と話している。
香港で4日に行われた、サッカー・アルゼンチン代表のメッシ選手が所属する米プロリーグMLSのマイアミと香港リーグ選抜との親善試合にメッシ選手が出場しなかったため、高額のチケットを購入したサッカーファンらが5日までに返金を求め、騒動となっている。
主催者は負傷のための欠場と説明したが、補助金計1600万香港ドル(約3億円)の拠出で合意していた香港政府も「失望」を表明。主催者は5日、補助金を受け取らないと公表した。
マイアミは日本で7日に、昨季J1を制したヴィッセル神戸と親善試合を行う。
香港メディアによると、試合のチケットは880~4880香港ドルで、約3万8千人が観戦に訪れた。政府は補助金の条件として、負傷の場合を除き、メッシ選手が少なくとも45分出場することを求めていた。ウルグアイ代表のスアレス選手も出場せず、試合後にブーイングが起き返金を求める声が上がった。(共同)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(51)が、大谷翔平投手(29)のキャンプ地先乗りを明かした。4日(日本時間5日)、ド軍のクリス・テーラー内野手(33)夫妻が主催する慈善事業イベントに参加。ビーチ沿いで風が強く、気温14度と肌寒い気候の中、ベッツ、フリーマン、スミスら主力選手らが太平洋に向かって一斉に飛び込んだ。
ロバーツ監督も選手とともに海にダイブ。「とても楽しかった。こんなに寒い時に海に入るのは初めてだったけど、クリス夫妻による素晴らしいイベントだった。みんな楽しんでいたよ」と興奮気味に語った。
また、不参加だった大谷について同監督は「彼は忙しい男だからね。既にアリゾナに向かっていると思う」と、キャンプ地へ先乗りしていることを示唆した。キャンプはアリゾナ州グレンデールで、9日(10日)からバッテリー組が初日を迎える。
◇3日 中日春季キャンプ(沖縄・北谷)
中日の立浪和義監督が春季キャンプ3日目を振り返った。
―侍・井端監督らの訪問を受けた。高橋宏、松山、岡林の名前を挙げた
「本番の時に一人でも多く(入ってほしい)ね。2026年(に第6回WBC)か。岡林だったり(石川)昂弥だったり、(高橋)宏斗だったり。そういう人が選ばれればいいよね、という話をした」
―来月の強化試合(3月6、7日、欧州代表戦=京セラドーム大阪)に関しては
「メンバー発表前ですね。話は聞いていますが、状況によって(開幕前の)3月なので(変更するかもしれないし)分からないです」
―井端監督からは柳と仲地の名前も出た
「注目してもらえることはいいこと。ただ、だいぶ先。楽しみな選手がいないといけないとは思う」
―上林のフォームが2日までと変わった
「あれだけのポテンシャルある選手。(フォームを)崩していたところもある。悩んでいることをいろいろ聞いた。やろうとしていることは分かっているみたい。『すぐには良くならんよ。ずっとここ数年は悪かった。だから、ちょっと根気よく今やろうとしていることを続けよう』という話をした。きょう(の打撃練習)は、まあまあ良かった。力はある選手なので、再生させてあげたい」
―練習後は地元の少年野球チームと交流。ポケットマネーで球団グッズをプレゼントされたとか
「ポケットマネーって(笑)表現が古ないか?(笑)まあまあ、プロ野球界に携わっている身としては、そういうね、球界のために少しでもやることをと思っている」
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穴口さんは4度ダウンを奪われながらも最後まで勝利のチャンスがある激闘を終えた後の控室で意識を失い、救急搬送されて緊急の開頭手術を受けた。一時は容体が安定し、病室を見舞った大橋会長は「血色がよくて今にも起きてきそうだった」と、回復に希望を抱いていた。
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アジアカップの準々決勝でヨルダン代表がタジキスタン代表を1-0で下し、4強に勝ち上がった。
ともに勝てば初の4強入りとなる対戦だったが、この試合唯一の得点が決勝点になった。スコアレスの後半21分、右サイドでCKを獲得したヨルダンは、DFアブドゥラ・ナシーブのヘッドが競り合った相手選手に当たってコースが変わる。これがゴール右隅に収まって、先制点になった。
初出場で快進撃を続けるタジキスタンも反撃を試みるが、MFアリシェル・シュクロフのミドルが相手GKの好セーブに遭うなど、チャンスを掴み切れない。結局、90分でゴールネットを揺らすことが出来ず、無念の8強敗退となった。
初めてベスト8の壁を突破したヨルダン。6日に行われる準決勝では、このあと行われるオーストラリア代表対韓国代表の勝者と対戦する。
<全農カーリング日本選手権:北海道銀行6-4SC軽井沢ク>◇2日◇札幌・どうぎんカーリングスタジアム◇男女◇2次リーグ
女子は、北海道銀行が予選リーグ最終戦で、昨年準優勝のSC軽井沢クを振り切り、予選リーグ唯一1敗で、直接4日の決勝トーナメント進出を決めた。5-4の第10エンドにフォースの田畑百葉(21)が、自チームの3番ストーンを中央に押し下げ、1番に変えるラストショットを決めると、仲間の銀行員が大きな拍手を送った。
北海道銀行の黄色い石が、ゆっくりとハウスの真ん中に収まると、メンバー4人がその場で跳び上がった。仁平美来(21)は、田畑と抱き合った後、石につまずき、リンクにダイブするほど我を忘れた。「試合を重ねるごとに自分たちでもできることが増えて、投げもアイスの読みもだんだん良くなってきた。それが今日の試合でも生かせて、勝つことができました」とあわや大けがの仁平は、笑顔で試合を振り返った。
自分たちの活躍をできるだけ多く発信するため、勝ちを積み重ねる。田畑は北海道銀行広報・CSR室で、カーリング部をはじめとした銀行内のニュース記事を作成し、ホームページなどに掲載する役割を担う。田畑は「自分たちのことを含め、会社のことを知ってもらいたい。結果報告もしますし、質問コーナーを作ったりもします」という。
オンシーズンは練習や遠征、大会中心の生活になるが、オフシーズンは1日の半分を会社、残りの半分をトレーニングに費やす。田畑、仁平、中島未琴(20)の3人は、17日からのジュニア世界選手権(フィンランド・ロホヤ)にも出場し、世界に“北海道銀行”の名を発信する。
「決勝では、今までで1番良いパフォーマンスができるような準備をしていきたい」と田畑。1位通過で、試合が中1日空くアドバンテージを存分に生かし、優勝チームだけが出場できる世界選手権(3月16日から、カナダ)の出場権も、もぎ取ってみせる。【中島洋尚】
阪神春季キャンプ(1日、沖縄・宜野座)球団初の連覇を目指す阪神・岡田彰布監督(66)が初日の選手の動きに及第点を与えた。徒歩での〝パレード〟やチャンピオンフラッグが掲げられる中、「2・1」を終えた虎将の主な一問一答は以下の通り。
ーー2月1日を終えて
「(自身にとって)8年目かな? 宜野座は。初めてですね、こんなね、20度超すのが、例年はないと思うんだけど。すごいですね。天気が(笑)」
ーーパレードもあり、ファンの雰囲気は
「なんか最初、車用意するとかいうから、そんなんアカンいうて。こんなとこでね(笑)。短い距離だったけど、去年、勝った証なんで。ファンの人もたくさん来てくれて、よかったと思いますけどね」
ーー初日を終えて、選手の表情や動きは
「メニュー的には、去年と全然変わらない。表情も明るい。こっちも去年は手探りというか、見極めたい感じで見てたんですけど、今年は本当に、昨日のミーティングでも言ってたんだけど、ゆっくり見させてもらうと。みんなやることもわかってるし、守備位置も、去年からの継続でやってる。ノックから、やりましたけど、非常に動きとかもね、自主トレとかやって来たなあという感じは受けました」
ーーブルペンでも若手を見た
「ベテランじゃないんだけど、2軍の方と何人か代えてるんで。ピッチャーがメーンと言うたらおかしいですけど、野手よりもピッチャーの方が気になるんで。新しい力が何枚か、1軍の戦力になってくれればいいと思うんですけど。このキャンプはブルペンの方が多くなると思いますね」
ーー門別や茨木、椎葉も投げた
「昨日のミーティングでも焦らずに、徐々に上げていけばいいって、言ったんですけどね。ストレートだけかなと思ったら、変化球も投げて結構、仕上がっているというか。そういうピッチャーもいてたし、また明日から、あんまり、ペース上げるなと言いますね」
ーー青柳がブルペン一番乗り
「そうですか? それは見てなかった。シートノックやってたんでね」
ーー個人名は難しいかもしれないが、打つ方で気になった選手は
「レギュラー陣を脅かすメンバーが打ってたんで。どうですかね。打つ方のレベルアップというか、そのへんがほしいなと思ったので、いいモノを見せてもらったですけどね」
ーー個人名を出す時期ではない?
「まだ一日しか練習してないから、まだまだですね」
ーーチャンピオンフラッグのもとで練習
「3年(2003年)、5年(05年)も。3年から宜野座だったんでね、みんなあんまり知らなかったんよね。あれはセントラルのチャンピオンフラッグかな。俺も知らなかったよ。スコアボードになびくというか、それを知らなかったので、今回初めてだと思ったけど、前もあったみたいなので。日本チャンピオンとはまた違うしね。旗に見守られていると言うたらおかしいけど、去年がんばった証なので、それはそれで誇りを持って練習したらいいと思いますよ」
ーー相手はタイガースを意識して24年が始まる
「それは当然、勝ったチームだし、わかってますけど、こっちはこっちで自分たちのやることをしっかりやるようにすればいいと思います」
ーー臨時コーチ陣に期待することは?
「走塁というかね、盗塁は多かったんですけど、もっと走れる選手もいてるんでね。そのへんは2日間ですけど、盗塁だけじゃなしに、一つでも先の塁に進める走塁という意味でね。次のクールは鳥谷で、それは守備ですけど。昨日もチームに伝えたけど、個人の成績もあるけど、チームの方針としては、まず守りからというのを、再確認の意味で選手には伝えたのでね。どうしても全体練習は連係とか、投内とかが多くなってくるとは思いますけど」
ーー連覇というフレーズを今年は出した
「もうそれ一つなんでね。目標は。当然みんなわかっているし、球団としても長い歴史の中で達成していないのもあるし、今年はすごくチャンスだと思うし、その一点に向かって今年はやっていきたいですね」