<広島1-7阪神>◇30日◇マツダスタジアム
首位阪神が今季10度目の逆転勝利を飾った。投打がかみ合って3連勝。貯金を今季最多の6に増やした。
打線は佐藤輝明内野手(24)が27日ヤクルト戦(甲子園)以来、2試合ぶりに「6番三塁」でスタメン復帰。木浪聖也内野手(29)も26日ヤクルト戦以来、3試合ぶりに「8番遊撃」で先発となった。
1回、先発の村上頌樹投手(25)が広島・秋山翔吾外野手(36)に先頭打者初球アーチを浴び、先制点を失った。
ここから「逆転の阪神」が本領を発揮した。2回2死二塁から7番坂本誠志郎捕手(30)の中前適時打で同点。今季48打席目で初打点を記録し、試合を振り出しに戻した。坂本は1-1の4回無死満塁でも二ゴロ併殺の間に勝ち越し点を奪取。6回には右翼ファウルゾーンへの犠飛で3点目をもぎ取った。7回には左前適時打も放ち、この日3打点で先発村上を援護した。
「5番左翼」で先発出場したシェルドン・ノイジー外野手(29)は4安打で今季初の猛打賞。スタメン復帰した佐藤輝は1安打ながら4得点に絡み、8番木浪も左前打を放つなど、打線がつながった。
先発村上は初回の1失点のみに抑える好投を決め、今季チーム初となる9回完投で今季2勝目を挙げた。
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