UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の準々決勝第2戦で、インテル(イタリア)がベンフィカ(ポルトガル)と3-3で引き分けたが、2戦合計5-3としたインテルが、優勝した2009-10シーズン以来となる13季ぶりの4強へと勝ち上がった。
敵地での第1戦を2-0で制したインテル。余裕を持って第2戦を迎えたが、この試合でも常に先行して試合を進めた。先制点は前半14分、GKアンドレ・オナナからのロングボールからチャンスを作ると、MFニコロ・バレッラがFWラウタロ・マルティネスとのワンツーでエリア内に侵入。切り返しで相手を外して強烈な左足弾を突き刺した。
前半38分にMFフレドリク・アウルスネスにヘディング弾を決められて同点とされたインテルだったが、今大会は先制点を決めれば負けないジンクスを持つインテルが、後半20分に勝ち越し点を奪うことに成功する。左サイドをMFヘンリク・ムヒタリアンとMFフェデリコ・ディマルコのコンビネーションで崩すと、クロスに走り込んだマルティネスが豪快にゴールネットを揺らす。
さらに後半33分にはエリア左でFWホアキン・コレアがコントロールショット。右ポストを叩いたシュートがゴールネットを揺らし、勝ち上がりを決定的にした。
ただベンフィカも終盤なってようやく反撃。後半38分にインテルバックラインのパス回しをカットしたMFダビ・ネリスが放ったシュートはポストに嫌われたが、同41分にDFアレハンドロ・グリマルドのFKからDFアントニオ シルバが合わせる。さらに同アディショナルタイム5分にはFWペタル・ムサが同点に追いつくゴールを決めたが、第1戦のビハインドを跳ね返すことは出来なかった。
13シーズンぶりに4強に進出したインテルだが、準決勝ではミランとのミラノダービーを戦うことが決定した。CLでのミラノダービーは04-05シーズン以来で18年ぶり、準決勝でのミラノダービーは、02-03シーズン以来で20年ぶりとなる。
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