イングランド・プレミアリーグのリバプールから移籍の可能性が伝えられている日本代表FW南野拓実(27)について、移籍候補のリーズの地元メディア「リーズ・ライブ」が28日、「コロナウイルスの入国制限によりメディカルチェックを受けられない」との見通しを伝えた。
南野はW杯アジア最終予選のため日本に一時帰国中で、2月1日にサウジアラビア戦が控えている。リバプールがコロンビア代表FWルイス・ディアス(25)の獲得に近づいていると報じられており、英メディアではポジションの重なる南野の売却やレンタル移籍で放出の可能性が伝えられている。
しかし、同サイトは「南野の状況は複雑。彼はW杯アジア最終予選のため日本に帰国している。南野と契約するには、移籍期間の期限となる1月31日までにリーズから日本へ医療スタッフを派遣し、メディカルチェックを完了する必要がある。だが、新型コロナウイルス感染拡大の防止策により、日本政府は特例を除いて外国人の入国を認めていない」と指摘。メディカルチェックをパスした上で南野と契約するのは、非常に難しいと伝えた。入国制限はリーズに限らないことから、今冬に南野が移籍するには交渉のハードルは高そうだ。
英BBC放送によると、南野に対してリーズとフランス1部モナコが獲得オファーを出したが、リバプール側が拒否。リバプールは20年1月に移籍金725万ポンド(約11億円)で獲得した南野の移籍金価値を2000万ポンド(約31億円)に設定しているという。
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