<阪神6-5DeNA>◇7日◇甲子園
DeNAがミス連発で阪神にサヨナラ負けを喫し、2連敗で4位に転落した。1点リードの9回2死満塁、原口の右前適時打に度会が猛チャージ。右ゴロを狙って一塁に送球したが、ボールは大きくそれ、三塁でストップしたサヨナラの走者の生還を許した。歓喜に沸く阪神ナインの一方で、度会はグラウンドに座り込み、京田と牧に起こされ、引き揚げた。
三浦監督は「前進守備で(ライトゴロを)狙いにいった中で、送球がちょっとそれた」と指摘。4点リードの5回無死一塁では右前打を後逸する適時失策を犯し「出てる限りは若いとか関係ないです。後ろにそらしちゃいけないところで慌てる必要もないですし、ミスをなくしていかないと上にはいけないです」と厳しかった。
首位広島にゲーム差なしに迫るまであと1死だったが、ミスで勝利を手放した。6回に宮崎、8回には牧の失策をきっかけに失点。4失策が響き、19年以降無敗だった七夕の試合で敗れた。三浦監督は「(失策が)ほぼほぼ失点につながった。投手で言えば先頭の四球とか、取れるアウトをきっちり取る、勝負するところは勝負しないと」と苦言。試合後、度会は「すみません」と頭を下げ、バスに乗り込んだ。【久保賢吾】
▼ケイ(6回途中3失点で勝敗つかず)「体の状態は良かったですし、5、6回はヒットを許し、ファウルで粘られたが、試合はつくれたと思います」
▼牧(自らの失策を含む4失策でのサヨナラ負けに)「チーム力というか、ミスした方が負けるなとあらためて感じた。これから先、勝負どころになると思うので、そこに向けて全員でやっていくしかないです」
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