銀次選手 ご挨拶
今年でユニフォームを脱ぎます。
プレイヤーとして現役を引退します。
今後については、東北、仙台に残り、楽天イーグルスでアンバサダーとしてやらせていただきます。
一問一答
今の心境をお聞かせください。
本当に感謝の気持ちしかありません。それだけです。
今回の決断にいたった経緯は。
被災地などをいろいろと回っていく中で、いろいろな人と出会い、「仙台、東北を離れてほしくない」「ずっと楽天イーグルスにいてほしい」という話があったので、それが一番大きいと思います。
また自分は野球しかしてこなかったので、社会のことがわからないし、外の世界に出ていろいろな勉強をしたいと思いました。
決断にいたるまで葛藤もあったのではないでしょうか。
もちろん葛藤はありました。
でもやはり東北が好きだし、生まれた場所なので、ここで恩返ししていきたいと思いました。
ご家族からはどのような言葉をかけられましたか。
「いろいろなチャレンジができるのですごく楽しみだね」と言ってもらいました。
お子さんの反応は。
「え、野球やめるの?」という感じでした。
お子さんの質問になんと答えたのですか。
「やめるけど、子どもたちに野球を教えるからね」と言いました。
18年間のプロ野球生活を振り返っていかがでしたか。
皆さんが想像できないぐらいすごく楽しかったです。
どのような思いで野球に取り組んでこられたのでしょうか。
18年間毎日悔しい、悔しいと思いながら練習してきましたし、試合に出てきました。
でも、その悔しさをエネルギーに変えてやってきました。
18年のプロ野球生活で印象に残っている出来事はなんですか。
今年の一軍にあがっての初打席ですかね。あの声援は一生忘れないと思います。
その打席を振り返っていただけますか。
今だから言えますが、ちょっとうるっときた場面があって、これじゃ駄目だと思って打席に入りました。
本当に幸せを感じました。
他に印象に残った出来事はございますか。
やはり日本一になったことは一生忘れないと思います。
その日本一になったときに感じたことをお聞かせください。
東北にやっと笑顔を届けられたのかなと思います。
今後アンバサダーとしてどのような活動を行うおつもりですか。
東北ろっけんを回りながら、その地域の人に寄り添いながら、野球の楽しさを教えていきたいという思いがすごくあります。
これまでも被災地訪問も続けてこられました。今後は。
野球選手の銀次ではないですけど、これからも、今まで以上に被災地の方々と寄り添い合って、一人でも多く人を笑顔にしたいです。
チームの後輩たちへメッセージはございますか。
たくさん練習をして、しっかり自分をコントロールして、強い選手になってほしいです。
最後に東北のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
辛いこともあるし、苦しいこともたくさんあると思いますけど、しっかり前を向いて、少しずつ恩返ししていきたいと思いますので、一緒に前に進みましょう。
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