3月に行われる野球の国・地域別対抗戦「2023ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)に出場する日本代表「侍ジャパン」は26日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で前日に続いてソフトバンクと壮行試合第2戦を行い、4-2で勝って2連勝とした。日本は先発右腕の山本由伸(オリックス)が二回に連続二塁打を打たれるなど2点を先制されたが、五回に敵失がらみで追いつくと、九回に周東佑京(ソフトバンク)の盗塁でチャンスを広げ、源田壮亮(西武)の適時打などで2点を勝ち越し。最後を東京五輪の守護神、栗林良吏(広島)が締めた。(→ 新フォームで臨んだ先発・山本のこの日の内容 )
栗山監督はこの2連戦で、合宿に参加している全14投手のうち、ダルビッシュ有(パドレス)を除く13人全員を起用した。ダルビッシュは26日の試合前の実戦形式の打撃練習に登板した。(→ ダルビッシュが32球 )
前日の試合で控えスタートだった中村悠平(ヤクルト)、牧秀悟(DeNA)、中野拓夢(阪神)がスタメンに入った。4番は不動の村上宗隆(ヤクルト)で、前日は7番・一塁で先発して2安打3打点と好調だった岡本和真(巨人)が3番・左翼手に入った。指名打者は山田哲人(ヤクルト)。(→スタメン一覧は こちら )
先発・ライトにはサポートメンバーの西川愛也(西武)が入った。本大会ではライトにカブスの鈴木誠也の起用が有力視されているが、アメリカからちょっと心配なニュースが入ってきた。(→ 鈴木がオープン戦初戦を急きょ欠場 )
▽試合経過
侍ジャパン 000 020 002 =4
ソフトバンク020 000 000 =2
【九回】日本は一死後に左前打の周東が二塁盗塁を決め、敵失で三進。続く源田の右前適時打で周東が生還して日本が待望の勝ち越し点を挙げた。さらに松原聖弥(巨人、サポートメンバー)の左犠飛で源田がかえり、4-2と突き放した。(→ 韋駄天・周東の驚異の盗塁成功率 )
2点を守る最終回の守り、日本は東京五輪で守護神を務めた栗林良吏(広島)が6番手としてマウンドへ上がり、先頭打者にヒットを許したが後続を打ち取った。
【八回】日本は先頭の重信慎之介(巨人、サポートメンバー)が中前打で出塁すると、甲斐がこの試合日本としては初めての送りバントを三塁前に決め、二死一、二塁としたが、西川が三振。
日本は5番手の大勢がマウンドに上がり、2者を三球三振に取るなど8球で三者凡退に抑える完璧な投球を見せた。 大勢が口にしたWBCへの思いと、栗山監督の期待は
【七回】日本は前日から音なしの4番・村上に二死から打順が回ったが、中堅後方への大飛球に倒れ、スタンドからため息。
日本は4番手で、昨季43ホールドと大活躍した湯浅京己(阪神)がマウンドに上がり、三者凡退に抑えた。高校時代は無名、独立リーグから阪神入りした湯浅はこんな選手(→詳しくは こちら )
【六回】日本は先頭の中村が四球で出たが、続く牧が遊ゴロ併殺打。栗山監督はこの日は送りバントを使わず、三回から3イニング連続の併殺打となった。(→ スモールベースボールから「歴代最強打線」に )
日本は3番手としてWBC2大会連続出場となる松井裕樹(楽天)がマウンドに。捕手も甲斐拓也(ソフトバンク)に交代。松井は制球にやや苦しみ、一死から連続四球を出したが、後続を打ち取った。(→ 奪三振王、松井裕樹の[記録の記憶] )
【五回】日本は先頭の山田の四球を足掛かりに近藤のこの試合2本目のヒット、さらに暴投と敵失が絡んで1点を返すと、無死三塁から岡本の二ゴロの間に近藤の代走周東が生還して2-2の同点とした。(→ 周東がわずか3球で生還 )日本の2番手の高橋奎は二死から得点圏に走者を背負ったが無得点で締めた。2回を投げて2安打、2三振、無失点。(→ 近藤は打率も出塁率も10割 )
【四回】日本はソフトバンク2番手の笠谷俊介から先頭の牧が右前打で出塁したが、続く中野が遊ゴロ併殺打。日本は四回まで毎回安打も、ホームが遠い。
日本は四回から2番手の左腕、高橋奎二(ヤクルト)がマウンドに上がり、得点圏に走者を背負ったがこの回を無失点で切り抜けた。高橋は高校時代は右足を高く上げて投げ込むフォームから「 左のライアン 」の異名をとった。先発の山本は3回を投げて打者13人に2安打3三振、1四球、2失点だった。一昨年、昨年と2年連続でパ・リーグ投手4冠の山本は、今年はフォーム改造に取り組んでいる(→詳しくは こちら )
【三回】2点を追う日本は近藤の四球、岡本の内野安打で無死一、二塁としたが、村上が一飛、山川穂高(西武)が三振、中村が中飛に倒れて好機を生かせなかった。
その裏の山本は立ち直り、2番中村以下を三者凡退に打ち取った。
【二回】日本は先発マスクの中村悠平(ヤクルト)の中前打を足掛かりに一死満塁と攻めたが西川、山田が倒れて無得点。(→ 侍ジャパンのサポートメンバー、西川とはどんな選手? )
その裏の山本は一死から正木智也、ガルビスに連続二塁打を打たれて先制点を献上、さらに二死から三森大貴の三ゴロを村上が一塁に悪送球する間に2点目を失った。(→ 村上が痛恨のエラー )
【一回】日本は先頭の山田哲人(ヤクルト)がレフトにヒット性の鋭いライナーを放ったが、ソフトバンク・中村晃の好守に阻まれた。続く 近藤健介 (ソフトバンク)が中前打を放ったが、中軸が倒れて無得点。
その裏の山本は一死後に四球を出したが、3番栗原陵矢、4番柳田悠岐を連続三振に仕留めて上々の立ち上がりを見せた。
(25日の試合は日本が8―4で勝利した。先発投手の佐々木朗希(ロッテ)は2回1安打無失点。最速162キロをマークして3三振を奪う順調な仕上がり、岡本和真(巨人)が3打点。→試合の詳細は こちら →岡本の前日の活躍は こちら )
(第1回WBC大会で投手コーチを務めた鹿取義隆さん(元巨人、西武)の日本代表戦力診断は こちら )
(日本代表の選手名鑑は こちら )(WBCの日程は こちら )
(WBCの概要は こちら )(野球世界ランキングの仕組みは こちら )
からの記事と詳細 ( 侍ジャパンが4-2でソフトバンク破り2連勝…九回に周東の盗塁でチャンス広げて2点勝ち越す - 読売新聞オンライン )
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