セ、パ両リーグは24日、今季のベストナイン賞を発表し、阪神からは青柳晃洋投手(28)、中野拓夢内野手(26)が遊撃手、近本光司外野手(28)が外野手で選出された。青柳、中野は初受賞で近本は2年連続2度目。球団の日本人3選手の選出は、岡田監督第1次政権でリーグ優勝を遂げた05年以来17年ぶりだ。
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中野が遊撃手のベストナインを初受賞した。今季は135試合に出場。リーグ3位の157安打、同4位の23盗塁などの成績を残した。遊撃手の受賞は、球団では15年鳥谷敬氏以来7年ぶり。「自分でいいのかな」と驚きつつも「本当に光栄。素直にうれしい。評価していただいたのは自信になるし、改めて気が引き締まる」と喜んだ。
自身を不安にさせたのは、失策数など守備での面。今季犯した18失策は両リーグ最多だった。「失策数もそうだし、数字を見てもあまり自信を持って言える数字じゃない」。それだけに来季は守備タイトル奪取も視野に入れる。「内野手を守る上では一番(の目標)はゴールデングラブ賞。2年連続で135試合(出場)。自分の中では全試合出場はしたい。全試合出てゴールデングラブ賞を取れたら一番最高の形」。もう一段階上の目標を見すえる。
この日は来季の選手会副会長就任も発表された。「正直不安な気持ちもあるが、チームがより良い方向にいくために」。今まで以上に重責を担い、グラウンド内外で献身的にチームを支える。【前山慎治】
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