サッカー女子プロリーグのWEリーグは14日、臨時理事会を開き、理事長に当たる2代目チェアの候補者として、J2長崎前社長の高田春奈氏(45)を承認したと発表した。今月29日の定時社員総会、同日の理事会での決議を経て正式に決定する。初代チェアの岡島喜久子氏(64)は、任期満了に伴い今月29日付で退任することが決まった。
高田氏は20年1月にV・ファーレン長崎の社長に就任し、今年3月からJリーグ理事に就任していた。大手通信販売会社「ジャパネットたかた」創業者の高田明氏(73)を父に持つ。
また、理事候補には現役JリーガーのJ2アルビレックス新潟・島田譲氏(31)、女子バレーボール元日本代表の大山加奈氏(38)、監事には陸上元五輪代表の為末大氏(44)らの名前が挙がっている。
高田春奈氏のコメントは以下の通り
このたびWEリーグ次期チェア候補に選出いただきました。現任のJリーグ理事の任務がある中で、この機会をいかに捉えるべきか、大変悩みましたが、女子サッカーの魅力、可能性、そしてサッカー界の未来への希望を想像し、純粋にチャレンジしてみようと決意しました。
目の前に立ちはだかる課題は小さくはありませんが、これまで女子サッカー界の発展やWEリーグ発足に向けてご尽力された皆様、リーグ・クラブ・チームで日々戦っている役職員・選手の皆様他、関係者の皆様と力を合わせて、多様な人々が活躍する社会づくりに貢献していきたいと思います。
半年前に着任したばかりにもかかわらず、この人事を受け入れてくれたJリーグには心から感謝しています。Jクラブの運営担当、実行委員時代そしてJリーグでの経験を生かしつつ、今後は同じサッカー団体としてより一層連携を深め、共に存在を高めあえるよう精進してまいります。
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