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Sunday, August 28, 2022

年間2勝と故障のシーズン経て 松山英樹は「ひとつの目標」10年目へ - ゴルフダイジェスト・オンライン

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◇米国男子プレーオフ第3戦(最終戦)◇ツアー選手権 最終日(28日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7346yd(パー70)

松山英樹はPGAツアー9年目のシーズンを11位で終えた。「63」をマークした前日から一転、最終ラウンドは前半アウトで3ボギーをたたいて挽回に必死。「(調子は)あまり変わっていないが、ちょっとしたことがうまくいかなかった」。ピンそば50㎝につけた後半11番(パー3)からの2連続を含む3つのバーディで「70」とし、通算13アンダーで4日間を終えた。

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最終18番(パー5)で3m強のスライスラインを流し込んだパーパットには、安堵感と悔しさが入り混じった。「バーディで上がりたかったですけど、よかったなと」。継続中の選手としては史上最長出場となる9年連続での最終戦も満足には至らなかった。

昨年9月に開幕した2021―22年シーズンは同10月、日本での「ZOZOチャンピオンシップ」で初優勝を挙げた。米ハワイでの「ソニーオープン」での2勝目は、チェ・キョンジュ(韓国)に並ぶアジア出身選手として最多の通算8勝目になった。

キャリアに輝かしさが増す一方で、2月25日、30歳になってからここまでの戦いぶりは決して納得いくものではない。3月「ザ・プレーヤーズ選手権」で、首から肩甲骨に痛みを覚えて初日スタート前に棄権。復帰戦となった「バレロテキサスオープン」も2日目に途中棄権し、連覇のかかった「マスターズ」への準備も万全とは言えなかった。

5月の「全米プロ」も直前に首痛を発症した。7月の「全英オープン」も手首に痛みを抱えてプレー。2週前の「フェデックスセントジュード選手権」では初めてプレーオフシリーズを欠場した。2014年の本格参戦からシーズンで複数回優勝を遂げたのは17年以来2回目だが、トップ25入り10回は昨季と同じで最も少ない。波のあったシーズンに「やっぱりケガが多かったなと言うのはあります。どうしていけばいいか改めて考えないといけない。そのせいで練習ができていないのも少なからずある」と反省した。

9月の「フォーティネット選手権」(カリフォルニア州シルバラードリゾート)で新シーズンは開幕する。節目の10年目。丸山茂樹を抜き日本人最長のシード保持選手としてPGAツアーを戦う。「(10年目は)ひとつの目標だったところではある。そこをできるのはうれしい。次の試合に向けていい準備をしたいと思います」

最終戦は2日目以降、初日に再び覚えた首への痛みが消えた。ゴルフが満足にできる喜びを思い出して、次の一年に足を踏み出す。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)

<松山英樹のPGAツアー戦績>

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