その最たる結果として、ペナルティエリア付近でのFKを日本はほとんど取れなかったよね。いかにエリア付近で仕掛ける意識がなかったかが表われているよ。1点を取ってからは、セーブしてボールを回しておけばいいくらいに思っていたのかな。
一方で、日本対中国の1時間前にキックオフされていたオーストラリア対ベトナムも見ていたんだけど、オーストラリアはホームチームらしく終始アグレッシブで、最後まで点を獲りに行っていたよ。結果、4-0でベトナムを下している。得失点差で日本は5点も離されてしまっているんだ。得点力アップという課題にしっかり向き合わず、そのまま放置してきた結果だよ。
そんななかで、日本は伊東に救われたと言えるね。いまやチャンスメーカーとしてだけでなく、しっかり得点もできるアタッカーになってきた。今の日本で伊東ほど、相手の守備を効果的に崩せる選手はいないし、しっかり点が取れる選手もいないから余計に伊東の存在がクローズアップされているような感じだ。
伊東以外のアタッカーにはがっかりしたね。今回も南野は期待外れだった。大迫もPKは決めたけど、他に幾つチャンスがあったんだ? 交代する直前のシュートは決めるべきだったよ。前田も前線からの追い回しは相手をびっくりさせていたけど、攻撃のリズムが何か変わったわけじゃなかった。久保も堂安も結局、あのレベルの中国を相手に点は取れなかったからね。
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