中日の加藤宏幸球団代表（６１）は１２日、バンテリンドームで取材に応じ就任３年目の与田剛監督（５５）の今季限りでの退任を発表した。合わせて、後任には今春キャンプでも臨時打撃コーチを務めた、野球評論家で球団ＯＢの立浪和義氏（５２）へ打診したと明かした。
同代表は与田監督から９月末頃に「残念ながら思ったような成績が残せそうにない」と今季限りでの退任の申し入れがあったと明かした。与田監督は今季最終戦まで指揮を執り、球団としては「投手力再建」やドラフトでの好素材獲得の功績もたたえられ、球団内でのポストも検討されているという。
その一方でこの日の朝、立浪氏に次期監督を打診。受諾へ前向きな意向を示しているという。シーズン中ということもあり正式な受諾、発表に関してはシーズンの全日程が終了後だが、早ければ今月にも「立浪監督」が誕生することになる。
立浪氏は中日一筋２２年で、ＮＰＢ歴代８位の通算２４８０安打、同１位の４８７二塁打と、数々の偉業を並べる希代のヒットメーカー。１９年に殿堂入りも果たした「ミスタードラゴンズ」が、球団再建に乗り出す。
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