レッドソックスのダスティン・ペドロイア内野手(37)が1日(日本時間2日)、球団を通して現役引退を発表した。

2004年、アリゾナ州立大からドラフト2巡目で入団したペドロイアは、レッドソックスひと筋で17年間プレー。07年には松坂大輔(現西武)、岡島秀樹らとともにワールドシリーズ(WS)を制覇し、新人王を獲得。08年には、ア・リーグMVPに輝いた。

13年には上原浩治、田沢純一らとWSを制覇し、18年も世界一を経験するなど、計3個のチャンピオンリングを手にした。

その一方で、過去数年間はヒザの故障に苦しみ、3年間で計9試合の出場にとどまり、今季の契約を残したまま、ユニホームを脱ぐ決断を下した。

小兵(公称・身長175センチ、体重77キロ)ながら豊富な練習量と、ガッツあふれる全力プレーで人気者だったペドロイアは発表後、オンライン会見で応対。「少しの悔いもない。毎試合、これが自分の最後だと思ってプレーしていた」と胸の内を明かした。

通算成績は、1512試合に出場し、1805安打、打率2割9分9厘、140本塁打、725打点、138盗塁。

オールスター出場4回、二塁手としてゴールドグラブ賞を4回獲得した。