那覇市辻の飲食店「しゃぶしゃぶ美食蔵部（くらぶ）」で５日、持ち帰りの牛丼弁当を１食１００円で提供する「子ども食堂」があった。新型コロナウイルスの感染防止で外出自粛中の子どもや親たちを元気づけようと、こどもの日に合わせて開催。協賛企業から寄せられたお茶やお菓子、縄跳びのプレゼントとともに昼すぎには用意した２００食が売り切れた。
牛丼弁当を受け取る親子連れ＝５日、那覇市辻
牛丼弁当を手にする一宮章広さん
東京都出身のオーナー一宮章広さん（４１）は父親が大相撲の元力士で、自身は元横綱朝青龍のマネージャーを務めていた異色の経歴を持つ。腎臓に持病があり、２０１８年末に療養も兼ね沖縄に移住。昨年４月に店をオープンさせた一方、長く入院生活を送った。
「今年初めからやっと動けるようになり、元気をもらった沖縄への感謝も込めた」と子ども食堂を企画。「カヌチャリゾート」や子ども支援活動を展開する社団法人「琉球キッズチャレンジ」、大阪市の建設会社「カクノ」など６企業・個人の協賛を受けて実現させた。
家族６人分の弁当を受け取りに来た同市の新垣美佳さん（２７）は、母方の親族が飲食店を経営中という。「飲食業の大変さはよく分かるので、外出自粛中は応援の気持ちで１日１食はテークアウトを利用するようにしている」と話した。
一宮さんによると、県内外の飲食店が参加し同様の取り組みをリレー。１３日には北谷町の「焼き肉 北谷龍（チャタンドラゴン）」、２４日には再び美食蔵部で開く。インスタグラム「#子供食堂バトン」で開催情報を告知する。
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May 11, 2020 at 09:00AM
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｢100円牛丼で沖縄を元気に｣ オーナーは異色の経歴 - 沖縄タイムス
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