農水省は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける肥育牛農家の支援に乗り出す。肉専用種や交雑種、乳用種を対象に、一定条件を満たせば1頭当たり2万円以上の奨励金を交付し、生産の継続を後押しする。肉質の分析、畜舎の改善など経営体質の強化に取り組む必要がある。食肉卸の在庫が滞留する中、計画出荷する農家には、かかり増し経費を助成する。
外食やインバウンド(訪日外国人)需要が減退し、和牛の枝肉価格は低迷。あおりを受ける形で交雑種などの価格も落ち込み、農家経営は悪化している。
同省は対策として、農畜産業振興機構(ALIC)事業の300億円を活用し、経営強化の計画を定めた農家に、出荷頭数に応じた奨励金を交付する。
畜産農家は計画に、①飼料分析②牛の血液分析③肉質分析④畜舎の環境改善⑤経営分析──の複数項目を盛り込む。具体的には、エネルギー量などを考慮した効率的な給餌方法、血中ビタミンなどを把握し肉質を向上させる方法などの検討を想定する。「非常に取り組みやすい内容」(江藤拓農相)で、二つ以上の項目を実践すれば、出荷頭数に応じ1頭当たり2万円を交付する。
枝肉価格が前年同月比30%下落した場合、三つ以上実践すれば同4万円、40%下落なら同5万円と奨励金を積み増す。同省は「経営の維持を支えると同時に、体質強化につなげたい」(畜産企画課)と考える。
在庫の滞留を避けるため、肥育牛を計画的に出荷する際のかかり増し経費も定額で補助する。生産者がまとまって出荷時期を15日以上延期させる場合、肉専用種に1頭当たり同2万2000円、交雑種は同1万9000円、乳用種は同2万1000円を助成する。
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April 30, 2020 at 05:05AM
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[新型コロナ] 農水省コロナ対策 肥育牛農家に奨励金 経営体質強化 1頭最低2万円 - 日本農業新聞
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