ヤクルト高津臣吾監督(55)が、奥川恭伸投手(23)の980日ぶりの白星を喜んだ。「内容はともかく、結果が出たというのは非常に大きいかなと。登板することも1つの結果だと思いますけども、5回を1点でいけたっていうのは良かったなと思いますね」と目を細めた。

再三、走者を背負いながら、要所を締める投球に「力を入れるところと、コントロールしなきゃいけないところ、打たせて取るところと、いろいろ考えながらできたんじゃないですか」と評価。5回での降板には「球数とかじゃなくて、その辺に来たら。一応5回のメドっていうのが来たらっていうのはずっと思ってました」と話した。

この日は7安打を浴びながら、無四球だった。「本人の中では納得してないんじゃないですか。もっと制球面でね、しっかりやっていけるピッチャーだと思っているので。本人それどころじゃないと思いますけど。今日は久しぶりすぎて。徐々にステップを踏んでいけばいいと思ってます」と今後に期待した。

今後の登板については「抹消します」と15日に出場選手登録を抹消することを明言。「時間がかかったので、その時間がいい時間だったと思える今後にしてほしいなと。今日はいい結果がついてきましたけれども、また次、また次っていうふうに少しずつステップを踏んでいけばそれでいいと思ってます」と話した。

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