ドジャースと12年契約に合意した山本由伸
いきなりエースとして期待され、開幕投手の有力候補となることだろう。オリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指し、ドジャースと12年総額3億2500万ドル(約465億円)で合意した山本由伸投手(25)だ。
ドジャースは“身近”にあった球団なのかもしれない。2019年のオフ、山本は関係者とともにロサンゼルスを訪れ、現地の街並みなどを体験していた。前年まで中継ぎをしていたが、このシーズンから先発に転向し、20試合の先発。8勝6敗、防御率1・95で自身初タイトルとなる最優秀防御率を獲得した。球界を代表するスーパーエースの階段をまさに駆け上がろうとしているときだった。将来に夢をはせ、米国の空気を吸いたくなったのは自然な流れなのかもしれない。少なからず、そう遠くない未来に米国での生活、環境、そして自身の活躍する姿を想像したのかもしれない。
3年連続で投手4冠王(最多勝利、最高勝率、最優秀防御率、最多奪三振)&沢村賞&パ・リーグMVPを獲得。今オフのフリーエージェント(FA)のマーケットでは、山本の圧倒的な成績に加え、25歳の若さもあり、契約額は高騰した。
当初は2億ドル(約285億円)から、最終的には3億2500万ドル(465億円)。メッツも同じ12年で同額を提示し、有力候補の一角だったヤンキースは、10年3億ドル(約427億円)といずれも破格の内容だった。契約額からしても山本はエースとしての役割を見込まれ、ドジャースが大谷翔平投手(29)と結んだ10年の契約期間を含めて、長期的な常勝軍団の中心に据えていることが分かる。
山本は今月上旬に渡米し、ロサンゼルス近郊で自主トレを継続。ドジャースの身体検査に問題がなければ、正式契約への署名を完了して、晴れて「ドジャースの山本由伸」が誕生する。米国ではクリスマス休暇中。連休に明ける26日(日本時間27日)にも正式発表があり、27日(同28日)に入団会見が行われるスケジュールで調整されている。
背番号は18の見込み。大谷とともにドジャースの黄金期を迎える戦力の核として、山本が計算されていることは間違いない。
(文・山田結軌=サンケイスポーツMLB担当)
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