「秋春制」移行の検討が急速に進んだ背景には、Jリーグが掲げた「世界基準のリーグをつくる」という理念がありました。
リーグ戦の開催時期を秋から春に移行する案については10年以上前から検討されてきましたが、降雪地域のクラブへの影響や現状のほうが試合間隔にゆとりがあるなどといった理由から、たびたび見送られてきました。
こうした中、Jリーグは30周年の節目のことし、4月に秋春制への移行を再び検討する考えを示しました。
理由の1つとして挙げられるのが、ACL=アジアチャンピオンズリーグがことしから9月に開幕、5月に決勝という日程に変更されたことです。
現状のシーズンのままだと1次リーグの試合が立て込む時期にJリーグの終盤の優勝争いが重なり、Jリーグの新しいシーズンが開幕する時期に決勝トーナメントを迎えることになり、勝ち上がったチームの選手や監督が変わる場合も想定されました。
こうした中、Jリーグは次の10年で「アジアや世界と戦えるJリーグをつくる」などとした理念を掲げ、課題となっていた降雪地域の対応やマーケティングなどに関する分科会を設けて、本格的に移行できるかどうか議論を進めました。
10月には各クラブの代表者などでつくる実行委員会で「前向きに検討する」という方針を伝え、年内に結論を出す方向で議論を加速させるとしました。
そして今月14日、実行委員会で各クラブの賛否を確認し、60クラブのうち52のクラブが残された課題について継続検討することを条件に賛成の意思を示しました。
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