アーセナルでの初ゴールを記録した冨安健洋 [写真]=Getty Images
アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋が、節目の一戦で待望の初ゴールをマークした。
プレミアリーグ第10節が現地時間28日に行われ、アーセナルは本拠地『エミレーツ・スタジアム』でシェフィールド・ユナイテッドと対戦。今シーズンのリーグ戦で未だ無敗を維持しているホームチームは、センターフォワード(CF)で先発出場したエディ・エンケティアが躍動し58分までにハットトリックを達成。その後も得点を重ね、5-0の大勝を収めた。
ミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)・グループB第3節のセビージャ戦(2-1○)にフル出場した冨安は、この日はベンチからのスタート。3-0で迎えた66分にベン・ホワイトとの交代でピッチに立ち、プレミアリーグ通算50試合出場を達成した。そして90+6分、ファビオ・ヴィエイラの右CKをモハメド・エル・ネニーがニアサイドで逸らすと、ボールは冨安のもとへ。相手DFと競り合いながら右足を振り抜くと、ボールはゴール右隅に突き刺さった。
在籍3シーズン目にしてプレミアリーグ、そしてアーセナルでの記念すべき初ゴールを決めた冨安。データサイト『transfermarkt』によると、同選手はプレミアリーグでゴールネットを揺らした史上9人目の日本人選手になったとのこと。そのほかの顔ぶれは、岡崎慎司(現:シント・トロイデン)や香川真司(現:セレッソ大阪)、吉田麻也(現:ロサンゼルス・ギャラクシー)、稲本潤一(現:南葛SC)、中田英寿氏、武藤嘉紀(現:ヴィッセル神戸)、南野拓実(現:モナコ)、ブライトン所属の三笘薫となっている。
現地メディア『フットボール・ロンドン』によると、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、節目の一戦で待望の初ゴールを記録した冨安について試合後に次のようなコメントを残したという。
「私は彼を愛しているし、チームの誰しもが彼を愛している。彼はドレッシングルームで最も人気のある選手の1人だよ。チームメイトの反応がそのことを示している。彼は非常に控えめで、常にほかの選手のために行動しているので、チームメイトはもっと前に出て楽しんで欲しいと思っているんだ。チームにとって素晴らしい選手だよ」
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