メッツ千賀滉大投手(30)がツインズ戦に先発し、今季181奪三振をマークし球団の新人奪三振記録で伝説的投手に次ぐ歴代2位、日本人投手の新人記録では前田(ツインズ)の179を抜き4位に浮上した。

4回2死一塁で9番カストロに対し、2ストライクと追い込んでから外角低めのお化けフォークで空振り三振。これがこの試合3つ目の奪三振で、球団歴代単独2位に浮上するシーズン179個目となった。

メッツでは1984年に鮮烈デビューし276奪三振で奪三振王に輝いた伝説的な投手ドワイト・グッデンが球団新人歴代1位。これまでの2位は1968年に新人で178奪三振をマークしたジェリー・クーズマンだったが、千賀がこの試合でその記録を抜いた。

千賀は1回1死一塁で3番ルイスに右翼線へ適時二塁打を許して先制され、4回先頭で5番コレアに18号ソロを浴びた。6回まで101球を投げ4安打2失点、4四球5奪三振。2-2の同点で交代となり、勝敗は付かなかった。今季はここまで10勝7敗、防御率3・07。今季奪三振は181で、日本人投手では野茂英雄の236、ダルビッシュ(パドレス)の221、松坂大輔の201に次ぐ新人奪三振記録となった。

試合後は地元テレビ局SNYなどの取材に「あまり良くない中で、少しでも長く投げようという気持ちでマウンドにいました」と話した。