久保は75分までのプレーに [写真]=Anadolu Agency via Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16ファーストレグが9日に行われ、ローマ(イタリア)とレアル・ソシエダ(スペイン)が対戦した。
ローマは今季のEL・グループCを3勝1分2敗の2位でフィニッシュ。ラウンド16へのストレートイン枠をベティス(スペイン)に譲った。それでも、決勝トーナメントプレーオフではザルツブルク(オーストリア)に2戦合計2-1で勝利。“回り道”とはなったが、EL16強入りを果たしている。直近のセリエA第25節では、ジャンルカ・マンチーニの決勝ゴールでユヴェントスを1-0で下した。セリエAで4位に浮上し、良いイメージを持って“スペイン勢”へのリベンジに臨む。一方、レアル・ソシエダはマンチェスター・Uを抑えてEL・グループEを首位通過。ストレートインでラウンド16まで辿り着いたが、直近のラ・リーガでは第21節エスパニョール戦を最後に3試合連続で白星から見放されている。欧州の舞台で公式戦4試合ぶりの白星を掴みたい。
ローマは前述のユヴェントス戦からスターティングメンバーを4名変更。ディエゴ・ジョレンテは今冬の移籍市場でローマに加入してから初のスタメン出場となった。一方、レアル・ソシエダは直近のラ・リーガ第24節カディス戦から3名を入れ替え。負傷離脱を強いられていたダビド・シルバがスタメンに復帰し、アシエル・イジャラメンディとアレクサンダー・セルロートもスタメンに戻ってきた。久保建英も先発に名を連ねている。
試合は早い時間帯に動く。13分、右サイドからボールを持ち運んだパウロ・ディバラが中央へ切り込んで縦に繋ぐと、タミー・アブラハムがワンフェイクからペナルティエリア右の深い位置に侵入。ファーサイドへのクロスボールをステファン・エル・シャーラウィが押し込み、ローマが先手を取った。
ラ・リーガでの悪い流れを引きずっているようにも見えたレアル・ソシエダだったが、21分には“らしさ”溢れる細かいパスワークでゴールに迫る。右サイド高い位置でボールを持ったアンドニ・ゴロサベルが斜めのパスを送ると、ミケル・メリーノがダイレクトで叩く。ボールを受けた久保は寄せてきた相手をかわして加速。ペナルティエリア右の角度がない位置からフィニッシュまで持ち込むも、右足で打ったシュートはポストに嫌われた。
その後は互いに悪くないシーンを作りながらもゴールネットを揺らすまでには至らず、前半はこのままローマの1点リードで終了。後半に入ると徐々にレアル・ソシエダがローマのゴールを脅かすシーンを増やす。55分には久保のクロスボールが跳ね返されたところから、最後はディエゴ・リコが強烈な左足ミドルシュートを狙ったものの、ここはGKルイ・パトリシオが立ちはだかった。
対するローマは67分、マンチーニのロングフィードで抜け出したアンドレア・ベロッティが右足を振り抜くも、シュートは右ポストに嫌われる。終盤にはディバラの蹴った右コーナーキックに途中出場のマラシュ・クンブラが反応。打点の高いヘディングシュートを叩き込み、ローマが勝負を決定的なものとした。
試合はこのままタイムアップ。ローマが本拠地で先勝し、公式戦2連勝を達成した。一方、レアル・ソシエダは公式戦4戦未勝利に。久保は75分までのプレーとなった。なお、セカンドレグは16日にレアル・ソシエダのホームで行われる。
【得点者】
1-0 13分 ステファン・エル・シャーラウィ(ローマ)
2-0 87分 マラシュ・クンブラ(ローマ)
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