侍ジャパンのダルビッシュ有投手(36=パドレス)と宮城大弥投手(21=オリックス)が強化合宿最初の休日を返上してトレーニングを行った。ウエートルームでストレッチなどを約30分。さらにグラウンドへ出て、2人でキャッチボール。約70~80メートルの距離を取った。その後、ダルビッシュは左投げでもスタッフ相手にキャッチボールを行った。

練習を2時間半ほど行い、報道陣にサムアップしながら球場の外に出てきた。待ち受けていたファン約60人に対し、宮城とともにサインにペンを走らせた。21日に予定されている打者相手の投球「ライブBP」への意気込みを聞かれ「頑張ります」と話して、球場を後にした。

この日は厚沢投手コーチやスタッフらとともに午前10時3分に球場入り。また、栗山英樹監督(61)もダルビッシュと宮城の様子を視察した。栗山監督は「やるやらないというよりも、休むことも練習なので、いい形で前に進んでいると思います。(ダルビッシュの左投げキャッチボールは)素晴らしい精度です。びっくりしたくらい」と、笑顔で話した。

ダルビッシュは第1クール最終日となった19日はキャッチボールも行わず、独自調整していた。

宮城は18日にブルペン入り。17日にダルビッシュからフォークを教わった。その時に抜けることを恐れずに、キャッチボール相手の佐々木朗希投手(21=ロッテ)の右足を目がけてフォークを投げるイメージをアドバイスされており、その通りに投げると佐々木も「めっちゃ揺れてる」と絶賛。好感触をつかんだ宮城は18日のブルペンでも「ダルビッシュさんから教えてもらったことも(ブルペンで)やりました。だんだんよくなってきてると思います」と話していた。

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