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Tuesday, December 27, 2022

平田良介が現役引退を決断 中日戦力外…NPB球団からのオファー届かず プロ生活17年でピリオド:中日スポーツ・東京中日スポーツ - 中日新聞

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現役引退を決断した平田良介外野手

現役引退を決断した平田良介外野手

 今季限りで中日を退団した平田良介選手(34)が28日、自身のインスタグラムで現役引退を決断したことを公表した。NPBに限って移籍先を模索してきたが、オファーは届かなかった。

 ついに決断のときがきた。平田は17年目の今季、51試合の出場で打率2割、1本、10打点に終わった。9月17日のヤクルト戦(バンテリン)で、同点の延長12回2死満塁で代打で登場するも、空振り三振に倒れ19日に出場選手登録を抹消された。その後試合に出場することはなく、10月4日に球団から戦力外通告を受けた。

 その後の会見では、涙を浮かべながら「ドラゴンズが好きで愛着がある」と竜への熱い思いを語った一方で「もうひと花、咲かせたい」と現役続行への強い思いも口にした。秋季練習が始まった10月中旬以降は、早朝に球場入りし、1人トレーニングする日々を送っていた。しかし、新天地から声はかからず。ユニホームを脱ぐこととなった。

 平田は2006年に大阪桐蔭高からドラフト1位で入団。2年目の年には日本ハムとの日本シリーズ第5戦で「7番・中堅」でスタメン出場。2回にダルビッシュ(現パドレス)から先制の右犠飛を放った。山井―岩瀬の完全継投で、球団53年ぶりの日本一を達成した試合での唯一の得点となった。その後は、15年にベストナイン、18年にはゴールデングラブ賞を獲得。リーグを代表する選手に成長し、侍ジャパンにも選出された。

 昨季には心臓の血管が収縮し、胸の痛みなどを引き起こす異型狭心症を発症。治療で症状は改善されたが、病気と向き合いながらプレーを続けてきた。今後については「野球関連の仕事ができれば」と語っている。

 通算成績は1227試合、2割6分8厘、1046安打、105本、484打点だった。

【平田インスタグラム報告全文】
皆様へ

この度、
平田良介は引退することを決意致しました。

34歳という年齢。
まだできるという自負。
たくさんの葛藤がありました。
それでも
「ファンの前でもう一度プレーしたい」その想いを胸に、NPBから声がかかることを信じ、練習を続けてきました。

今思えば、
中日ドラゴンズに指名頂き、夢だったプロ野球選手になれた事、ファンの皆様のたくさんの応援、
自分は本当に幸せな時間を過ごさせて頂きました。

言葉足らずの発言から誤解を招く事もありましたが、
自分は、中日ドラゴンズが大好きでプロ野球界に感謝している事を伝えさせて下さい。

小学生から始めた野球。
当時、球場やテレビを通して観た
プロ野球選手に夢を与えてもらいました。

自分もプロ野球選手になることができ、
今度は自分が「夢を与えたい」
その想いで17年間頑張ってきました。

今日、現役を終えることになりますが、
少しは夢を与えられたのかなぁ…と思いながらも、まだ夢を与えきれていないと思う気持ちもあります。

今後についてはまだ模索中です。

ただ、これからもどんなカタチになっても、野球を通して子供たちに夢を与えていきたいですし、人の夢をサポートできる人間になりたいと思っています。

野球しかやってこなくて、不器用で、世の中の事は正直わかってはいませんが、
来年からは社会人のルーキーとして、頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。

平田良介

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