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Saturday, December 31, 2022

3冠狙う駒大が本命か 総合V争いへ往路カギ 箱根駅伝 - 産経ニュース

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第98回箱根駅伝往路で3区の安原太陽(左)にたすきを繋ぐ駒沢大・2区の田沢廉 =横浜市戸塚区(撮影・長尾みなみ)

第99回東京箱根間往復大学駅伝が2、3日に行われる。分厚い選手層を誇り昨年10月の出雲、11月の全日本を制した駒大が優勝候補の本命にあがる中、2連覇のかかる青学大などが阻止できるか。レース序盤から白熱した戦いとなりそうだ。

大学駅伝3冠を狙う駒大は、田沢廉(4年)が3年連続で2区にエントリー。前回区間賞の快走を見せており、エースは盤石だ。4区に鈴木芽吹(3年)が入り、出雲で2区区間新の佐藤圭汰(1年)を補欠に据えるなど人材は豊富。「(目標は)大体『3番以内』というのが口癖」という大八木弘明監督も「優勝を狙っていかないと」と強気に出る。3冠をかけて箱根に臨んだ過去2大会は総合2位に敗れた。三度目の正直を目指す。

阻止を狙う他チームで、筆頭となるのは前回覇者の青学大。エースの近藤幸太郎(4年)が2区に入り、田沢に真っ向勝負を挑む。前回7区区間賞の岸本大紀(4年)は補欠登録で、当日どの区間に組み込まれるか注目だ。国学院大は「4本柱」の一人、伊地知賢造(3年)を山上りの5区に起用。出雲、全日本で2位になった実力を発揮できれば、初の総合優勝も見えてくる。前回2位の順大は、東京五輪3000メートル障害7位入賞の三浦龍司(3年)を補欠とした。

各チームは、レース序盤から積極的な戦いで主導権争いを繰り広げそうだ。駒大の大八木監督は、往路優勝からの総合優勝を目標に掲げる。順大の長門俊介監督は「往路でリードしないと勝てない」。国学院大の前田康弘監督も「攻めのオーダーでいく。先手を取りたい」と強調。往路の戦いが優勝争いを大きく左右しそうだ。(小川寛太)

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