原英莉花(23=NIPPON EXPRESSホールディングス)が9バーディー、2ボギーの65で回り、ホールアウト時点で、7アンダーで単独首位に立った。

前半10番からのスタートで、いきなり4連続バーディー発進。前半だけで6バーディー、1ボギーと5つ伸ばした。「ショットは先々週くらいから、いいイメージがあった。グリーンも止まるし、フェアウエーからならピンを狙おう」と果敢に攻めた。朝のパッティング練習で、課題にしているストロークのテンポを一定にできた。「安心してプレーに出られたのが良かった」と明かした。

好発進の裏には、師匠の尾崎将司の助けも大きかった。腰痛を抱えているが、尾崎から「病院に行ってこい」と紹介された病院で注射を打ってもらったのが7月末。スイングも思い切りできるようになった。「治療が良かったのかな」と師匠に感謝した。

ホールアウト時点では単独首位。「私の中で優勝したいという意欲がすごくわいてきて、技術もそれに伴ってきている」と手応えを口にした。

アマチュア時代、初めてツアーの試合に出たのがこの大会だった。「自分のしたいゴルフをして、いいスコアで大好きな小樽CCを攻略できたら」。思い入れのある大会で今季初Vを目指す。【近藤由美子】