広島OBの北別府学氏(64)が敗血症を患っていることが、分かった。妻、広美さんが28日に北別府氏のブログで明かした。
北別府氏は6月中旬に高熱が出て、感染症により入院。広美さんによると、「先日より体調が悪く、食事を摂る事もあまり話しも出来ない状態となっておりました。感染症からくる敗血症だそうです」とつづった。
続けて「このたびは永く、辛い試合となってしまいましたが、その主人の苦しみの表情は9回満塁で最後どのように乗り切ろうかなと現役時代に見せていた時と同じ苦悩の表情でした」とマウンド上の姿と重ね、「昨夜、もう少し頑張れと言ってしまったらうるさいのお!といきなり主人から怒られました。口を開いてくれました!頑張っとんじゃけ頑張れ言うなと。全部聞こえていたけど話をするのもしんどかったとの事でした」と様子を伝えた。
20年1月に成人T細胞白血病を患っていることを公表。造血幹細胞移植を経て、自宅などで療養している。広美さんは「先生のお話では、今回の敗血症の山は大きくかなり体力が落ちて弱っていますとの事でしたが、もう一度必ず家に戻してあげたいと思っている次第です」と思いをつづった。
本人がブログを更新したのは23日が最後。「まだ、携帯も手にしませんがまた主人が更新できて、皆さまにご心配をいただいたお礼ができる日がくると思います。中々大変な日々ですが、皆様の言葉に大きな力を頂いております事、心よりお礼を申し上げます」と締めくくった。
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