J1リーグは29日に第10節を行った。セレッソ大阪と鹿島アントラーズの対戦は、鹿島が3-0で勝利。暫定首位に立っていた川崎Fを上回り、首位の座についた。
上位を狙う両者の一戦。2位・鹿島が序盤から8位・C大阪に襲い掛かる。前半6分、ゴールキックからそのまま敵陣へ。MF松村優太がPA左手前から右足シュートを放つ。GKキム・ジンヒョンの好反応に阻まれるが、すかさずゴール前のFW鈴木優磨がヘディングで押し込む。今季4点目となる先制ゴールとなった。
さらに、鹿島が追加点。前半14分、左サイドでボールを奪うと、鈴木が左サイドから左足クロスを上げる。ファーサイドに走り込んだ松村が右足ダイレクトでゴールに叩き込み、今季リーグ戦初先発で公式戦初ゴールを挙げた。
C大阪もチャンスを作るが、それ以上に鹿島が確実に攻め立てる。多くのシュートを枠内に収めながら、C大阪をピンチに陥れた。前半は鹿島が2-0のリードで折り返す。
追いかけるC大阪はハーフタイムにMF清武弘嗣を下げ、FWジェアン パトリッキを入れる。さらに、後半8分にはMF中原輝に代えてDF毎熊晟矢を投入した。直後にはFKから敵陣PA内で混戦。毎熊がPA中央で左足シュートも、ゴール左ポストを直撃した。
鹿島は後半17分にアクシデント。DFブエノがもも裏を痛めてそのまま途中交代。MF中村亮太朗が投入された。1点がほしいC大阪は同20分にFW加藤陸次樹を下げ、FWブルーノ・メンデスを入れる。32分にはFW山田寛人に代えてFWアダム・タガートを出場させ、さらに攻勢を強めた。
だが、C大阪は鹿島の堅守を打ち破ることはできず。一方、鹿島は後半アディショナルタイムに途中出場FWアルトゥール・カイキがダメ押しの3点目。3-0で勝利を飾り、堂々の首位に立った。
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