ブルージェイズ加藤豪将内野手(27)が、メジャー初打席を刻んだ。

レッドソックス戦に「8番二塁」でスタメン初出場。3回先頭の“メジャー第1打席”は四球を選んだ。先発右腕ホウクのボールを冷静に見極め、フルカウントから外角直球を見送った。その後は1番タピアの中前打で二塁に進み、2番ビシェットの適時打で生還。ベンチでチームメートから祝福を受けた。

5回先頭の第2打席は二ゴロに倒れ、7回に代打を送られ交代。この日は1打数無安打1得点、1四球だった。これまで9日のレンジャーズ戦、16日のアスレチックス戦は、ともに代走での出場のみだった。また、この日の試合ではレッドソックス沢村拓一投手(34)が7回途中から登板したが、対戦はなかった。

チームは2連勝し、地区首位をキープ。加藤は試合後に「自分の仕事をやることだけ考えていた。1打席目に四球を選んで、最終的にそれが大事な1点だったのですごく満足している。観客がマイナーの10倍いるだけで、実際のフィールドでの試合は同じ」と話した。

日本のプロ経験がない日本人メジャーでは、過去に鈴木誠(マック鈴木、マリナーズなど)、多田野数人(インディアンス)、田沢純一(レッドソックスなど)の3投手がいるが、野手は加藤が初めて。