日本代表のロコ・ソラーレが世界王者スイスとの準決勝を制して決勝進出を決めた。初の銀メダル以上となり、18年平昌五輪の銅メダルに続く2大会連続の表彰台も決めた。

前日の1次リーグ最終第9戦では4ー8で敗れた世界王者との再戦。大きく動いたのは第4エンド(E)だった。スキップ藤沢五月のラストショットでダブルテークアウトを決めて、今大会初の4点を挙げるビッグエンド。5ー2とリードして前半を折り返した。

後半には7ー5を迫られた第9Eでまたも藤沢が光った。不利な先攻での一投目でトリプルテークアウトで4点ピンチを脱出。続く最終投でもダブルテークアウトを決めて、起死回生に成功した。相手を1点に抑えて、最終10Eで確実に1点を取り切って勝利した。

藤沢は「勝っても涙が出てこない」とおどけた。前日17日のスイス戦では敗れた後、4強入りは決めたがミスが目立った。

「散々泣いたおかげで疲れて、良い意味で力抜けて楽に試合に臨めた。すっごい顔をしていたのか、いろんなメッセージきて、たくさんの声をかけてくれて、気持ち的にも楽に臨めたのかな」と振り返った。

決勝の英国戦は20日に行われる。