&pizzaの共同創業者であるスティーブ・サリス(左)とCEOのマイケル・ラストリア(右)。
Katherine Frey/The Washington Post via Getty Images
- レストランチェーン「&pizza」のCEOは、「人手不足になっているわけではない。賃金が不足しているだけだ」と述べている。
- 同社ではパンデミック前から従業員に時給16ドルを支払っており、人員も足りている。
- 2021年は各ポジションに100人以上の応募があったという。
飲食店の経営者はスタッフの採用に苦労しているという。だがワシントンD.C.にあるレストランチェーン「&pizza」はそうではなく、求人に応募が殺到しているとマイケル・ラストリア(Michael Lastoria)CEOは述べている。
彼はInsiderの取材に対し、同社が展開するピザチェーン51店舗では売り上げが伸びており、すべての店舗でスタッフが十分に確保されていると語った。その秘訣は、適切な賃金を支払うことだという。
アメリカの深刻な労働力不足は、接客業や配車サービスをはじめ、あらゆる職種で見られる。そのため、営業時間の短縮や生産量の削減、価格の引き上げなどを行っている企業もある。飲食店経営者の半数近くが、人手不足により収益が悪化し、2021年5月には家賃の支払いに苦労したと述べている。
しかし、ラストリアによると&pizzaはそのような影響を受けていないという。
2021年、新たに12店舗をオープンしたところ、各ポジションに対して100件以上の応募があったという。「これらの店舗には十分な人員が配置されている。2021年末までにさらに15店舗をオープンする予定だ」とラストリアは述べている。
彼によると、労働力不足を回避できているのは、さまざまな特典を提供するほか、平均時給16ドル(約1800円)という従業員を中心に据えたビジネスモデルを採用しているからだという。
「経営者たちは、従業員が生活できるだけの賃金を支払うのは不可能だと主張しているが、それが誤りであることを我々が証明している」とラストリアは述べている。そのような主張は、衝撃的なほどに高額な役員報酬や従業員を搾取することを許す古い企業体質を守るためになされていると彼は言う。
&pizzaの従業員は、余暇や健康管理のための有給休暇の取得といった福利厚生も享受することができる。
「我々は従業員を大切にすることを中心に考えてこの会社を設立した。彼らがいなければ会社は存在しないのだから」
平均的な最低賃金労働者が、1ベッドルームのアパートの家賃を払うために、週に79時間も働かなければならないという事実こそが、本当の危機だとラストリアは言う。
からの記事と詳細 ( 時給16ドルを払うピザチェーンCEO「足りないのは人材ではなく、賃金だ」 - Business Insider Japan )
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