新型コロナウイルスの影響で昨夏に三重県のレストランを辞め、故郷の岐阜県関市武儀地区に戻ってきた料理人の中林亜生さん(22)=同市富之保=が、同市下之保の「そばのカフェおくど」で、本格的なピザのテークアウト販売を金曜日限定で始めた。食材には、原木シイタケなど武儀地区の特産品を使用。半年かけてメニューを開発した。「地元の食材を生かした料理を作りたかった。地元の人に食べてほしい」と話す。
中林さんは、料理専門学校を経て、2年前に三重県のイタリアンレストランに就職。昨年は新型コロナで料理の機会が減ったため、地元にUターンした。
カフェおくどの厨房(ちゅうぼう)をコワーキングキッチンとして利用していたことがきっかけで、同店を運営する中田誠志さん(43)とピザの販売を計画。原木シイタケや玉みそなど郷土の食材を人づてに調達し、4月からピザの販売にこぎ着けた。
ピザのメニューは「鹿肉トマトのジビエピッツァ」「原木シイタケと玉みそのクリームピッツァ」など3種類。予約販売のみだが、予想以上の注文に、中田さんは「武儀地区に本格的なピザを提供する店がないのでニーズがあった」と話す。
将来的にはキッチンカーを使って武儀地区での販売を目指す。中林さんは「ずっと育ってきた地元に恩返ししたい」と意気込む。
カテゴリ: グルメ
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