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Friday, December 18, 2020

アルボン残留ではなくペレス起用を進言か? マックス・フェルスタッペン「僕は正直な意見を言っただけ」 - Formula1-Data

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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは今年、セバスチャン・ベッテルが保持する史上最年少F1ワールドチャンピオンの記録更新を懸けて開幕戦に臨んだものの、メルセデスを脅かす場面を作れないままにシーズンを終えた。

ルイス・ハミルトンが指摘するように、2020年シーズンのチャンピオンシップ争いはメルセデスの2台VSレッドブル・ホンダの1台という構図だった。

アレックス・アルボンがフェルスタッペンの援護射撃に加わる場面は殆どなく、最終戦のアブダビGPはアルボンがメルセデスの戦略を妨害し得た数少ないレースの1つであり、フェルスタッペンが強力な2台目を求めていたのは疑いようのない事実だった。

しかしながらフェルスタッペンは、シーズン中にアルボンの競争力不足に関しての発言を避け、不満を漏らすような場面は一度もなかった。

だが、セルジオ・ペレスとの契約が発表されるとフェルスタッペンは「僕のパフォーマンスに変化を及ぼす事はないと思う」とした上で、ペレスの加入はメルセデスを脅かせるポジションを走り、シルバーアローのピットウォールにプレッシャーを掛けられるようなセカンドカーが手に入る事と同意義との考えを示し、来シーズンへの期待を口にした。

「激しい競争を繰り広げていたレースの大部分では、アレックスがメルセデスと対峙する事はなく僕一台だけで何とかしなきゃならなかった。でも、彼らには常に2台のクルマがあるから、1台を使って僕をカバーする正しい戦略を取る事ができた」

「だから、今年の彼らとバトルは常に困難だった」

「今はチェコ(ペレス)がチーム全体を後押ししてくれる事を願うばかりだ。(ペレスの存在によって)僕としては常に気が抜けない状況になると思うけど、チームメイトがプッシュしてくれるのはいつだって良いことだ」

「ワクワクするね。来年は開幕の時点からもう少し競争力があるマシンがある事を願っているけど、そうなればより面白くなるだろうし、戦略的な決断を下す際にメルセデスを悩ませる事ができるからね」

「チェコはチームに経験をもたらしてくれると思う。だから一緒に仕事ができる事を楽しみにしているんだ。それにナイスガイだから、きっと上手くやっていけると思うし、来年は2台のマシンで今年よりもメルセデスを苦しめてやりたいと思ってる」

レッドブル・ホンダがアルボンの残留ではなくペレスの起用を決断した背景に、フェルスタッペンの意向はあったのだろうか?

フェルスタッペンは「当然その事については話し合ったし、僕はただ正直な意見を言っただけだ」と説明し、ペレスの起用をチーム首脳陣に進言した事を伺わせた。

「今シーズン全体がアレックスにとってかなりトリッキーであった事は明らかだったと思う。正直に言って彼は素晴らしい男だし、今後もチームの一員でいてくれる事を嬉しく思っている」

「でも結局のところ、最終的に決定を下すのはヘルムート(マルコ)とクリスチャン(ホーナー)とディートリヒ(マテシッツ)であって僕ではない。もちろん僕は(ペレスの加入を)少し前に知っていたけど、それは問題じゃない」

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