プロ野球のオリックスや米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチローさん(47)=本名・鈴木一朗=が4日、和歌山市の智弁和歌山高で野球部員を指導し、アマチュア指導者としてデビューした。イチローさんは高校生や大学生の指導に必要な「学生野球資格」を今年2月に回復して以来、指導するのは初めて。同校で非常勤コーチとして2日から3日間、指導した。
智弁和歌山高は甲子園に春夏計38回出場し、春に1回、夏に2回優勝した強豪校。イチローさんは昨年12月に智弁和歌山高の教職員と草野球で対戦するなどの交流があり今回の指導も実現。イチローさんは初日は選手の動きを観察し、2日目に指導を開始。最終日の3日目はフリーバッティングを披露した。
11月26日に神戸市であった第73回新聞大会の記念講演で、イチローさんは「メジャーリーグは今、コンテストをやっている。どこまで飛ばせるとかで、野球とは言えない」とした上で、「高校野球はめちゃくちゃ面白い。プロに入る前段階の選手たちの野球に興味がある。僕は今、動けるので一緒にできると思う」と意欲を示していた。
日米通算4367安打を放ったイチローさんは2019年3月に現役引退。現在は米マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターを務める。日本学生野球協会は原則、プロ球団に在籍する監督、選手らには学生野球資格の回復を認めていないが、イチローさんの野球界への功績などを考慮し、特例で認めた。イチローさんは昨年12月に資格回復のための研修会を受講。マリナーズの肩書での活動がないシーズン終了から2月のキャンプインまで指導が可能となっている。【藤田健志】
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