主人公の幼少時代を演じた子役の毎田暖乃(まいだ・のの=9)の演技が評判となっているNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜午前8時)。いよいよ、主演の杉咲花(23)が本格的に登場します。女優の道を生き抜き「大阪のお母さん」と呼ばれた、女優浪花千栄子さんをモデルにした女性の物語ですが、波瀾(はらん)万丈の彼女の人生がこれから、笑って、泣けて、人情あふれるシーンとして描かれます。次回のあらすじを紹介します。

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大正13年、秋。千代(杉咲花)が道頓堀の芝居茶屋・岡安へ奉公に来て8年がたった。千代は、お茶子として一人前に仕事をしながらも、時間さえあれば相変わらず芝居に夢中の日々だった。まもなく数えで18歳。奉公が終わる年季明けが近づいていた。そんな折、岡安の女将シズ(篠原涼子)から思いがけず、自分の将来のことを問われ、困惑する千代。本当に自分がやりたいことは何なのか。生まれて初めて、本気で考えるようになる。