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Wednesday, April 29, 2020

おうちで飛騨牛食べよう 出荷農家を支援、ネットで資金調達 - 中日新聞

クラウドファンディング開始に向け意気込む関係者ら=高山市冬頭町のJAひだ本店で

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 新型コロナウイルス感染症拡大で飲食店や宿泊施設からの飛騨牛需要が激減し、販売価格が大きく下落する中、飛騨地域の畜産農家を応援しようと、家庭消費向けの販売が二十九日、始まった。インターネットで資金を集めるクラウドファンディングを活用している。関係者は「全国の人に食べてもらい、ファンになってもらえたらうれしい」と購入を呼び掛けている。目標額は当初一千万円としていたが、初日に突破し、六千万円に引き上げた。五月十日まで。

 飛騨地域の牛枝肉市場で枝肉一キロ当たりの落札価格は、一月上旬の三千五百円台から四月下旬には二千百円前後にまで下落。卸売業者の倉庫には在庫が積み上がり、農家は赤字で牛を出荷しているという。

 販売は、家庭消費で需要を喚起し、ブランド価値を守ろうとJAひだ、生産者や販売業者らの組合、金融機関、ネット通販事業の支援を手掛ける会社「ヒダカラ」(飛騨市古川町)が協力して企画。会員制交流サイト(SNS)でハッシュタグ付きの情報を拡散してもらおうと「#おうちで飛騨牛」と名付けた。

 購入はクラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」でできる。「復興」と「福袋」を掛け合わせ、「復袋」と称した飛騨牛一キロ以上の詰め合わせ一万円や、希少部位を含む八キロで三十万円など、三千〜三十万円の十二種類のコースを販売。普段は海外や高級店へ出荷される高級部位も含まれているという。三十日の競りで仕入れた肉を熟成させ、五月十八日以降に発送する。

 畜産農家らでつくる飛騨肉牛生産協議会の田中力会長(47)は「高齢の農家には廃業を考えているところもある。関係機関の努力で消費者に届けられるのはとてもありがたい。家庭でバーベキューやすき焼きなどを作って楽しんで」と話した。

 (瀬田貴嗣)

牛舎で作業する田中さん=高山市国府町八日町の田富牧場で

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