乳牛の何気ない仕草をデザインしたTシャツなどのオリジナルグッズが、北海道根室市郊外の酪農喫茶で販売されている。「こんなマニアックな牛のしぐさ、グッズにしちゃうの？」と、獣医らの間で静かなブームになっているという品々。同市の酪農家で仕掛け人の1人、藪内直美さん（32）は「意外と知られていない牛のリアルな日常を多くの人に知ってもらいたい」と話している。
背中を丸めた前傾姿勢で尻尾（しっぽ）を上げる「おしっこ牛」、子牛がミルクの飲み足りなさを訴えてバケツをかぶる「バケツ子牛」、牛が独特のポーズで腹などをこする「ここがかゆい」――。酪農家であれば日常的な仕草だが、Tシャツに描いてインターネットで販売すると、その「あるある感」満載の図柄が獣医や酪農家らの間で人気を呼んだという。
手がけるのが、牛のオリジナルグッズ・ブランド「COWHANDS（カウハンズ）」。藪内さんが「世界牛乳の日」にあたる昨年6月1日、熊本県和水町の酪農家でハンコと絵の作家、高木真美さん（30）と一緒に立ち上げた。
2人の出会いは、中標津町で2018年に開かれた「第2回酪農女性サミット」。意気投合した2人は、藪内さんが撮影した感性あふれる牛の写真を元に高木さんがデザイン化し、手はじめにTシャツとパーカー、マグカップを制作した。販売は、同じサミットに参加していた根室市明郷（あけさと）の酪農教育ファーム「伊藤牧場」にある酪農喫茶「GrassyHill」に託した。詳しくはフェイスブックのCOWHANDSで検索。【本間浩昭】
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March 09, 2020 at 06:58AM
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リアルな牛の日常をグッズに 北海道・根室の酪農喫茶で販売 獣医らの間で静かなブーム - 毎日新聞 - 毎日新聞
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