いじめに遭っていた16歳の娘の突然の死…
それは、「天からの使い」だったのかもしれない。
先日、米国ロードアイランド州のウェストウォリックで起こった心温まる出来事は、単なる偶然とは思えなかった。一連の出来事を、地元紙「プロビデンス・ジャーナル」が伝えた。
元海軍兵だったライアン・カターソンは、前妻との間に3人の子供に恵まれた。離婚後も前妻とは良好な関係を築き、子供たちとも会える状況にいたカターソンに悲しい報せが届いたのは、2月9日のことだった。
アパートで暮らす彼のもとを警察官が訪れ、前妻とその夫とカリフォルニアで暮らしていた16歳の娘、アリッサが亡くなったと告げられた。
アリッサは、学校でイジメに遭っていた。それが死因に関係しているかは不明だが、検死官による調べがあったため葬儀の日程も遅れた。突然の別れを告げられたカターソンは、娘が苦しんでいたことを知らず、心を痛めた。
虚無感に苛まれても、父親としての責任感が強いカターソンは、仕事に没頭した。彼は、退役後に複数の仕事を経験後、ウェストウォリックのピザ店、「ウィッキド・グッド・ピザ(Wicked Good Pizza)」の配達の仕事に就いた。
客と長話をする仕事ではないが、ピザを届け、簡単な言葉を交わし、感謝される仕事にやり甲斐を感じていた。それに、一人で運転している最中は、大好きなクラシックロックやポップ・ミュージックを聴いていられる。
真冬の夜、“天使”からの突然のハグ
娘の死後、カリフォルニアの前妻のところに駆けつけられていなかったカターソンが「奇跡」と感じた出来事は、2月15日の午後7時頃に起こった。
ある一家のもとにピザを届けると、2歳の男の子と母親が玄関に現れた。注文の品を渡してチップを受け取り、立ち去ろうとした。すると、この男の子が突然カターソンに駆け寄って抱きつこうとしたのだ。カターソンは身をかがめてハグし、「美味しくピザを食べるんだよ」と言葉をかけ、子供を迎えに出てきた母親とも言葉を交わして車に戻った。
2歳児が真冬の2月の寒い夜、突然ピザの配達人に駆け寄るなんて──。娘を失って1週間も経っていなかったカターソンは、店に戻り、同僚に「最高なことがあったんだ」と、事の顛末を話した。
ピザを注文した家族が、防犯カメラに収められていた幼児とカターソンの心温まるやり取りをソーシャルメディアに投稿すると、多くの人によって拡散された。
それを友人から教えられたカターソンは、動画を見て感動したという。「もしかしたら、アリッサからの贈り物だったのかもしれない」と思った彼は、投稿主にメッセージを送り、シェアする許可をもらった。2歳児の母は、それでカターソンのフェイスブックページを見て、彼が娘を亡くしたばかりという事実を知った。
カターソンは信仰心が特に強いわけではなかったが、メディアの取材を受けた際、「あの晩、あそこに娘がいたのかもしれません」と、答えている。この動画をきっかけに、ソーシャルメディア上で「#spreadingkindnessforalyssa」というハッシュタグが生まれ、亡くなったアリッサ、遺族へお悔やみの言葉が投稿されるようになった。
カターソンは、愛する家族のことを気にかける大切さを身をもって知ったと話す。
「娘が辛い状況にいることを知りませんでした。大丈夫だろうと思っていても、愛する家族のことは、気にかけるべきです」
娘を亡くした悲しみは癒えなくても、カターソンは見知らぬ人からの励ましの言葉に感謝している。
COURRiER Japon
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