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Wednesday, January 22, 2020

ピザでもパスタでもないイタリア料理! 日本初の専門店で「フォカッチャ・ディ・レッコ」を食べる |テレ東プラス - テレビ東京

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「日本はイタリア21個目の州」といわれるほど、最近では本格的なイタリアンが日本にいながら食べられるようになりました。イタリア料理といえばピザやパスタが真っ先に思い浮かびますが、それはごくごく一部。日本のように縦長で地形や気候の変化に富むイタリアは、地域によってバリエーション豊かな食文化があり、郷土料理は個性豊かです。

イタリアで修業を積んでから、日本で腕をふるうシェフも増えた今、注目すべきはイタリアの郷土料理といえるでしょう。中でも、グルメな人の間で話題になっている「フォカッチャ・ディ・レッコ」というめずらしいイタリアの郷土料理があると聞き、日本初の専門店へ行ってきました。

ここは日本橋。老舗デパートの一角にイタリアがあった


italy_20200122_01.jpg▲シックなインテリアの店内。おしゃれ!

日本橋高島屋の新館6階にある、レストラン街「日本橋ダイニングメゾン」。「フォカッチェリア ラ ブリアンツァ」はその一角にありました。中に入ると、ゆったりとした広さにシックなインテリアが配され、落ち着いた大人の雰囲気です。

italy_20200122_02.jpg▲半個室はデートや女子会によさそう! 子供用のベルト付きチェアもありました。

平日の午後ということもあってか、店内ではのんびりとした時間が流れていました。遅めのランチをとるサラリーマンや、年配のご夫婦、ベビーカーを携えたママ友グループなどがテーブルに座って料理を楽しんでいます。デパートの中にあることから、通し営業なのが嬉しいですね。

グルメな人たちの間ではすでに知られた存在で、通称「フォカブリ」と呼ばれるこちらのレストラン。実は六本木の名店「ラ ブリアンツァ」をはじめ、都内に数店舗を構える奥野義幸シェフが手がけているお店です。カジュアルかつコスパよく、奥野シェフの味が楽しめます。

テレビでもおなじみの奥野シェフは、イタリア修業時代に初めて食べた「フォカッチャ・ディ・レッコ」のあまりのおいしさに衝撃を受けたのだとか。その味を日本で紹介するのが、長年の夢だったそうです。

フォカッチャ......なら聞いたことありますが。さて、どんな料理なのでしょう?

こだわりの材料と、職人の技に期待が膨らむ


italy_20200122_03.jpg▲「フォカッチャ・ディ・レッコ」は、お店でひとつひとつ、生地から作られています。

席に座ると、オープンキッチンが目に入ります。さっそく、「フォカッチャ・ディ・レッコ」をオーダーすると、寝かせていた生地をのばすところからはじめてくれました。生地が薄―くのばされていく様子は、まさに職人技!

もともと、この料理はイタリアのリグーリア州にある、レッコ村という小さな村の伝統的な料理。薄く伸ばした生地と、それにのせる独特のチーズが特徴なのだといいます。日本で「フォカッチャ」というと、イタリアンレストランでよく出てくるふわふわのパンを思い浮かべますよね。でも、それとはだいぶ違うようです。

italy_20200122_04.jpg▲ちりばめられている「ストラッキーノチーズ」。薄い生地で挟んでさらにその上にも。

「フォカッチャ・ディ・レッコ」に使うチーズは、きれいな酸味とクリーミーな味わいが特徴の「ストラッキーノチーズ」。見た目はクリームチーズのようなのですが、あまり日本には入ってきていない希少なチーズで、今までは作るのが難しかったそう。しかし、日本で本格的なイタリア料理が作られるようになり、「ストラッキーノチーズ」も輸入できるようになったそうです。

今では日本の生産者さんも作ってくれるようになり、こちらのお店では、こだわりのチーズ生産者「吉田農場」さんが専用に作ったものを使っています。よりフレッシュな味わいが楽しめるそうですよ!

いよいよ「フォカッチャ・ディ・レッコ」とご対面!


italy_20200122_05.jpg▲オーブンへ入れたら、およそ6分程度で焼き上がり。良い香りが漂います。

生地の材料は、イタリアの小麦粉、リグーリア産のエキストラバージンオリーブオイル、そして水だそうです。うすく伸ばした生地でストラッキーノチーズを挟み、さらに上にもたっぷりとのせ、エキストラバージンオリーブオイルをひと回し。

オーブンへ入れたら、こんがりと焼き色がつくまでおよそ6分。なかのチーズがとろりとあふれ出したらできあがりです。できたてを素早くいただくのが、レッコ村の流儀。熱々をいただきます!

▲パリパリの生地とクリーミーなチーズの組み合わせ。間違いない!

できたての「フォカッチャ・ディ・レッコ」が運ばれてくると、まずは大きさにびっくりしました。2人前で直径が35cmほど。スタッフの方が目の前で切り分けてくれました。

小麦粉の香ばしさ、クリーミーなチーズのさわやかさ、そしてパリパリの食感が最高の組み合わせ。今まで知らなかったのが悔やまれるほどおいしいです!大きいので、「食べきれるかな?」と不安になりましたが、生地が薄いこともあってペロリと完食しました。

italy_20200122_06.jpg▲この生地の薄さがおいしさのポイント! 手でパクパク食べちゃいましょう。

ファミリーでもひとりでも。イタリアの郷土料理をのんびり味わって


italy_20200122_07.jpg▲新鮮な野菜や、前菜などが並ぶビュッフェ。料理のクオリティが高い!

ピザともパンとも違う「フォカッチャ・ディ・レッコ」は、一度食べたらやみつきに。老若男女問わず、おいしいと思わせるシンプルな味、ほかにない食感は、頬張ると思わず笑顔になってしまうおいしさなのです。ルッコラや生ハム、ハチミツなどがトッピングできるので、アレンジ次第でいろいろな味を楽しめそうですね。

ほかに、「フォカッチャ・ディ・レッコ」と一緒に楽しめる、新鮮な野菜や前菜、イタリア料理のビュッフェのコースもあるので、ファミリーにもおすすめ。家族と、友達と、恋人と、そしてひとりでも。あらゆるシーンで自分なりの楽しみ方ができそうです。

「まるでレッコ村にいるような気分で、のんびりと楽しんでほしい」と、奥野シェフ。次は大勢で、ワイワイといろいろな料理を楽しみたいものです。

【取材協力】
フォカッチェリア ラ ブリアンツァ
住所:東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋S.C. 新館 6F
営業時間:11:00~22:00
定休日:無休(日本橋高島屋S.C.に準ずる)

※この情報は、2020年1月22日時点のものです。最新情報をご確認の上、お出かけください。

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January 22, 2020 at 06:36PM
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