反撃を続けるフランクフルトは、そこから2分後に追いつく。コスティッチの鋭いクロスを、ボレが身体を投げ出しながら上手く右足で押し込んだ。
勢いに乗ったドイツの雄はここから畳みかけ、一気に逆転を狙うが、90分で勝ち越し点を奪えず。1―1で延長戦に突入する。
107分にはフルスティッチがエリア手前から左足を一閃。しかし、グラウンダーのシュートは枠に飛ばない。114分のヤキッチの強烈なミドルシュートもクロスバーの上を越える。
118分にはルーフェのクロスからケントに合わせられるが、守護神トラップのスーパーセーブで大ピンチを凌ぐ。
結局120分でも決着はつかず、ついにPK戦に突入する。
レンジャーズの4人目のキッカー、ラムジーのキックをトラップがストップしたフランクフルトは鎌田を含む5人全員が成功させ、勝負が決した。
フランクフルトが激闘を制し、42年ぶりの戴冠を果たした。なお、鎌田と長谷部は、日本人では2001-02シーズンにフェイエノールトでUEFAカップを制した小野伸二以来となる、欧州タイトルを掴んだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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