1日、野球殿堂博物館から来年の殿堂候補者が発表された。今年1月に発表されたプレーヤー表彰は、
▽259票 高津臣吾(得票率73・2%)
▽233票 アレックス・ラミレス(65・8%)
▽218票 川相昌弘(61・6%)
▽206票 宮本慎也(58・2%)
当選に必要な得票率75%を超えた者は出ずに1999年以来の「該当者なし」に終わった。
彼らに加え、新たな候補者のメンバーがすごい。
投手には山本昌、西口文也、斎藤隆、川上憲伸の4人、野手は谷繁元信、松中信彦、谷佳知、小笠原道大、和田一浩、高橋由伸、井端弘和の7人で、前回までの持ち越しと併せて30人が候補に名を連ねた。いずれも1990年代から2000年代に活躍したメンバーがそろっており、投票の行方が注目される。
一方、今年は田淵幸一が殿堂入り(次点はバースで必要102票に対し89票)を決めたエキスパート表彰では、これまでの残り15人に、藤田平、谷沢健一、大島康徳、有藤通世、ブーマーの5人が加わって20人で争う。
私は両方の投票権を持っているが、今回のプレーヤー表彰では長く現役生活を続けた山本昌、谷繁元信をどう評価すべきか頭を悩ませている。私の殿堂入り投票の基準は長く一流として活躍した選手。この2人の活躍はこの時代を代表する選手だったかどうかと考えると?マークが付くのではないだろうか。たとえば古田敦也も殿堂入りは資格取得3年目だったのだ。もちろん7人連記で、出来るだけ7人分書き込みたいので、入れる可能性は0ではないが・・・。
一方のエキスパート表彰は、私の基準は現役生活10年を最低ラインにしている。そのためバースには1度も投票したことはない。その一方で、日本の野球殿堂入りなのだからプロ野球の実績プラスアマチュア時代、特に大学野球の好成績も加味したい気持ちがある。
その点、谷沢健一はプロ野球で2000安打だけでなく、ハイレベルの六大学で通算打率3割6分、18本塁打、ベストナイン6度をマークしている。5人連記の一番上に彼を書き込むことだけは決まっている。=敬称略=
蛭間 豊章(ベースボール・アナリスト)
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